木曜座

木曜座（もくようざ）

木曜座は、1978年4月から1983年3月までの約5年間にわたり、TBS系列で放送された連続ドラマシリーズです。毎週木曜の22:00から22:54（1982年9月までは22:55まで）に放送され、視聴者に魅力的なラブストーリーを提供しました。

概要

このドラマシリーズの制作は、初めの期間である1978年4月から1979年12月および1980年4月から12月までの間はTBSが行い、それ以降の1980年1月から3月と1981年1月から1983年3月までは毎日放送が担当しました。基本的な形式として、物語は3ヵ月ごとのシリーズとして放映され、各シリーズは9から15回のエピソードで構成されていました。

木曜座の中では、大人の愛をテーマにしたさまざまなラブストーリーが展開されており、特に「愛と喝采と」と「水中花」などの作品は、特筆すべき人気を誇りました。「愛と喝采と」では、岸田敏志が俳優デビューを果たし、挿入歌の「きみの朝」がヒット。その影響で、歌手活動も目立つようになりました。一方、「水中花」では松坂慶子がセクシー女優として注目を浴び、テーマソング「愛の水中花」や劇中に登場したバニーガールの衣装が大人気を集めました。

作品一覧

1978年の作品

• - 華やかな孤独（主演: 竹脇無我）
• - 愛がわたしを（近藤正臣）
• - あした泣く（古谷一行）

1979年の作品

• - たとえば、愛（大原麗子）
• - 愛と喝采と（十朱幸代）
• - 水中花（松坂慶子）
• - オレンジ色の愛たち（宇津井健）

1980年の作品

• - 逢いたくて（山本陽子）
• - 離婚ともだち（大原麗子）
• - 愛の教育（桜田淳子）
• - 恋人たち（根津甚八）

1981年の作品

• - 微笑天使（多岐川裕美、中原理恵）
• - 夜の花火（松坂慶子）
• - 虹色の森（十朱幸代、時任三郎）
• - いつか黄昏の街で（沢田研二）

1982年の作品

• - 愛の別れ道（古谷一行、ジュディ・オング）
• - さりげなく憎いやつ（大原麗子、藤竜也）
• - 家族の神話（八千草薫）
• - 愛を裁けますか（山本陽子、滝田栄）

1983年の作品

• - 誰かが私を愛してる（多岐川裕美、野口五郎）

放送の変遷

1983年の春季改編により木曜座の枠は廃止され、その枠はクイズ番組「世界まるごとHOWマッチ」に引き継がれました。この際、スポンサーも移動し、新たな番組制作は毎日放送が担当しました。以降もこの枠では様々な番組が放送されることになり、TBSは連続ドラマ以外にも多くのバラエティ番組を手掛けました。

木曜座は、その称賛を集めた作品群と時代を反映した内容から、多くの視聴者の心に残っているシリーズと言えます。また、この枠の終了後も、TBSは定期的にドラマ枠を復活させつつ放送スタイルを変化させてきました。

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