桐生が岡公園

桐生が岡公園



桐生が岡公園は、群馬県桐生市に位置する、市民に愛される総合公園です。この公園は、桐生市が直営する動物園と、指定管理者によって運営される遊園地から構成されており、春には美しい桜が咲き誇る名所としても知られています。市民からは親しみを込めて「岡公園」と呼ばれることもあります。

公園の概要



公園は、桐生市の中心部に位置する丘陵地に広がっており、展望台や観覧車からは桐生市街を一望できます。公園の名前は、この一帯の丘陵地が「桐生が岡」と呼ばれていたことに由来します。

動物園の歴史



桐生が岡動物園は、1952年に全国に先駆けて野生動物救護の取り組みを始めたことで知られています。そのため、この動物園は日本初の鳥獣保護センターともされています。

公園全体の歴史



1916年大正5年):桐生町営公園として開園。
1952年昭和27年):野生動物救護の取り組みを開始。
1953年昭和28年):桐生が岡動物園が開園。
1971年昭和46年):桐生が岡遊園地が開園。
2007年(平成19年):テレビドラマ『未来遊園地』のロケ地として使用。番組スポンサーの出資により遊園地の一部施設が改修され、ドラマ放映後には作中のイベントを再現した花火や祭りも開催。
2009年(平成21年):テレビドラマ『鉄道捜査官スペシャル』の撮影に使用。
2014年(平成26年):テレビドラマ『セーラーゾンビ』の撮影に使用。
2017年(平成29年):アジアゾウのイズミが国内最高齢で死亡。
2018年(平成30年):テレビドラマ『探偵が早すぎる』の撮影に使用。
2024年(令和6年):ミュージックビデオ『We GO』(ケツメイシ)の撮影に使用。

桐生が岡動物園



動物園では、多種多様な動物たちが飼育されており、その数は以下の通りです(2016年7月1日時点)。

哺乳類:21種、181点
鳥類:33種、262点
爬虫類:10種、29点
両生類:3種、17点
魚類:56種、265点
無脊椎類:6種、43点
合計:129種、797点

主な飼育動物



ペンギン舎: フンボルトペンギン
フラミンゴ池: ベニイロフラミンゴチリーフラミンゴ、ヨーロッパフラミンゴ
ホロホロチョウ舎: ホロホロチョウホオジロカンムリヅル
ライオン舎: ライオン
サル舎: ボリビアリスザル、マントヒヒ
シカ放飼場: ホンシュウジカ、ヤクシカ
ムフロン放飼場: ムフロン
ヤギ放飼場: ピグミーゴート
ヒツジ放飼場: コリデール
サル山: ニホンザル
レッサーパンダ舎: シセンレッサーパンダ
クモザル舎: クモザル、クサガメ、ニシキゴイ
トビ舎: トビ
キリン舎: アミメキリン、アメリカンミニチュアホース
カンガルー舎: オオカンガルー
タヌキ山: ホンドタヌキ
クジャク舎: インドクジャク、シロクジャク、セイドウショクシチメンチョウ
マーラ舎: マーラ、ジュズカケバト
猛禽舎: ハヤブサ、トラフズク、チョウゲンボウなど
ミーアキャット舎: ミーアキャット
カピバラ舎: カピバラ
水鳥舎: アイガモオシドリなど
インコ舎: セキセイインコ
水族館: メガネカイマン、ワニガメなど、多種多様な水生生物
こどもどうぶつコーナー: チャボ、ウサギなど、ふれあいを楽しめる動物たち

この他にも、バックヤードには様々な動物がいます。

かつて存在した施設と動物



過去には、小動物舎、ウサギの城、イノシシ舎、クマ舎、ゾウ舎などがあり、ベネットワラビー、アジアゾウニホンカモシカなど、様々な動物が飼育されていました。

桐生が岡遊園地



遊園地では、子供から大人まで楽しめるアトラクションが用意されています。

主な施設



ミニレール
スカイヘリ
メリーゴーラウンド
観覧車(愛称:桐大ようちえんダイヤモンドビュー)
アドベンチャーシップ
サイクルモノレール
展望台
ゲームコーナー
国鉄C12形蒸気機関車
コイン式乗り物

かつて存在した施設



アストロジェット、銀河鉄道、コーヒーカップ、スイマーなどがありましたが、老朽化により閉鎖された施設もあります。ウェーブメルヘンカップは2022年10月に営業を終了し、2023年3月にはウォーターシューティングライドとしてリニューアルされました。

アクセス



鉄道



JR両毛線 桐生駅北口から徒歩約20分
上毛電気鉄道上毛線 西桐生駅から徒歩約15分

自動車



北関東自動車道 伊勢崎ICから約40分
東北自動車道 佐野藤岡ICから約50分

山手通りから村松通りに入り、杉戸商店の脇の坂道を上ると駐車場に到着します。

その他の情報



公園内には女神像(織姫像)やT-6航空機(初代)などのモニュメントもあります。また、公園の周辺には新川児童遊園地などの施設もあります。


桐生が岡公園は、動物との触れ合い、遊園地でのアトラクション、そして美しい自然が楽しめる、一日中満喫できるスポットです。

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