第24普通科連隊

第24普通科連隊について

第24普通科連隊は、陸上自衛隊西部方面混成団隷下の普通科連隊で、宮崎県えびの市のえびの駐屯地に拠点を置いています。この連隊は、主に即応予備自衛官によって構成されるコア部隊であり、地域防衛における重要な役割を担っています。

編成と特徴

連隊長は1等陸佐が務め、連隊本部、本部管理中隊、4個の普通科中隊、そして重迫撃砲中隊によって編成されています。各中隊は、それぞれ異なる地域を担当し、その地域に居住する即応予備自衛官の教育訓練を担っています。

第1普通科中隊: 熊本県隊区の即応予備自衛官を担当
第2普通科中隊: 鹿児島県隊区の即応予備自衛官を担当
第3普通科中隊: 宮崎県隊区の即応予備自衛官を担当
第4普通科中隊: 沖縄県隊区の即応予備自衛官を担当

歴史

第24普通科連隊は、1961年（昭和36年）に第7混成団隷下部隊として、陸上自衛隊24番目の普通科連隊として新編されました。その後、1981年（昭和56年）に第7師団が機甲師団に改編されるのに伴い、九州に移駐し第8師団隷下となりました。その後、即応予備自衛官指定部隊（コア部隊）となり、2018年（平成30年）に西部方面混成団隷下となりました。

連隊は、創設以来、組織改編や部隊の再編成を経験しており、その都度、最新の装備や戦術を取り入れ、部隊の能力向上を図ってきました。

1961年（昭和36年）: 第7混成団隷下部隊として真駒内駐屯地で編成。
1981年（昭和56年）: 第7師団から第8師団へ移管、北熊本駐屯地で再編成。
1996年（平成8年）: 対戦車中隊を新編。
2005年（平成17年）: 即応予備自衛官指定部隊（コア部隊）に改編。
2018年（平成30年）: 西部方面混成団隷下へ。

警備隊区

連隊の警備隊区は、宮崎県えびの市、小林市、高原町です。また、鹿児島県湧水町も便宜的に警備隊区に含められることがあります。

主要装備

連隊は、以下の装備を保有しています。

82式指揮通信車: 部隊間の連携を円滑にするための指揮通信車両。
軽装甲機動車: 機動性と防御力を兼ね備えた装輪装甲車。
高機動車: 部隊の移動や輸送に使用される汎用性の高い車両。
1/2tトラック／73式小型トラック, 1 1/2tトラック／73式中型トラック, 3 1/2tトラック／73式大型トラック: 物資輸送や人員輸送に用いられる各種トラック。
89式5.56mm小銃: 自衛隊の主力小銃。
5.56mm機関銃MINIMI: 分隊支援火器。
対人狙撃銃 M24: 長距離からの精密射撃に使用される狙撃銃。
84mm無反動砲: 対戦車、対人攻撃に使用される無反動砲。
01式軽対戦車誘導弾: 対戦車攻撃に使用される誘導弾。
81mm迫撃砲 L16: 近距離からの間接射撃に使用される迫撃砲。
120mm迫撃砲 RT: 重迫撃砲中隊に配備されている迫撃砲。

整備支援

2018年（平成30年）3月27日以降は、西部方面後方支援隊第308普通科直接支援中隊が連隊の整備支援を担当しています。以前は、第8後方支援連隊第2整備大隊第2普通科直接支援中隊が担当していました。

まとめ

第24普通科連隊は、地域防衛の要として、即応予備自衛官とともに日々の訓練に励んでいます。多様な装備と機動力を持ち、変化する状況に迅速に対応できるよう、隊員の練度向上に努めています。

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