英霊にこたえる会とは
英霊にこたえる会は、
1976年に設立された日本の任意団体です。
靖国神社に祀られている戦没者(
英霊)への慰霊と
顕彰を目的とし、
靖国神社が国家によって護持されるべきという考えを持つ人々によって構成されています。
組織と会員
中央本部事務局を
靖国神社の
遊就館に置き、全国の
都道府県に地方本部を設置しています。会員数は公称120万人に達し、旧軍の将兵やその遺族を中心に、幅広い層の人々が参加しています。会長は
寺島泰三氏が務めています。
設立の経緯
会の設立は、
1976年6月22日に
石田和外氏が会長となり、「
英霊に対する国・国民のあるべき姿勢を確立するための国民運動を展開する」という目的で有志によって結成されました。前身は
靖国神社国家護持貫徹国民協議会です。設立当初は、
靖国神社の国家護持を求める運動が中心でしたが、その後、天皇や首相の公式参拝実現を優先する戦略に転換しました。
活動と主張
主な活動は、首相による
靖国神社への公式参拝の実現を求める運動です。この運動は長年にわたり、会の主要な活動の一つとなっています。近年では、
小泉純一郎首相に対し、公約であった8月15日の参拝を求める活動を行いました。また、国家護持の法制化は困難であるという認識から、まずは公式参拝の実現を目指し、段階的に国家護持を達成するという戦略を採用しています。
主な役員
会の運営を担う主な役員は以下の通りです。
名誉会長:寺島泰三(日本郷友連盟会長・元統幕議長)
会長:
古庄幸一(靖國神社崇敬者総代、元
海上幕僚長)
副会長:
國松善次(元滋賀県知事)
櫻井よしこ(国家基本問題研究所理事長)
大原康男(
國學院大學名誉教授)
國政隆昭(日本遺族会副会長)
岩田清文(元
陸上幕僚長)
特別顧問:水落敏栄(日本遺族会会長)
顧問:関口慶一(
佛所護念会教団会長)
名誉顧問:
藤田幸生((公財)特攻隊戦没者慰霊
顕彰会会長)
市來健之助(元日本遺族会副会長)
参与:千玄室(
裏千家前家元)
運営委員長:渡邊一弘(元陸自北部方面施設隊長兼南恵庭駐屯地司令)
運営副委員長:
百地章(日本大学名誉教授)
徳丸伸一(
水交会事務局長)
日高政広(陸修偕行社常務理事)
監事:
阿部軍喜(隊友会)
越智通隆(
日本郷友連盟)
参加団体
会には、以下の団体が参加しています。
日本遺族会
日本郷友連盟
陸修偕行社
水交会
隊友会
神社本庁
佛所護念会教団
国柱会
三五教
神道青年全国協議会
中央乃木會
日本青年協議会
JYMA日本青年遺骨収集団
特攻隊戦没者慰霊
顕彰会
全国ソロモン会
大東亜戦争全戦没者慰霊団体協議会
* 日本の心歌い継ぐ会
脚注
外部リンク
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