阿含・桐山杯日中決戦

阿含・桐山杯日中決戦とは

阿含・桐山杯日中決戦は、日本の阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦と、中国の阿含・桐山杯中国囲棋快棋公開戦、それぞれの優勝者同士が対戦する、囲碁の国際棋戦です。2000年に創設され、囲碁を通じた日中文化交流の促進に貢献しています。

主催は中国国際友好聯絡会、日本棋院、中国囲棋協会が共同で行い、特別協賛として阿含宗が名を連ねています。優勝賞金は、初期は300万円でしたが、現在は500万円に増額されています。

大会の沿革

阿含・桐山杯日中決戦は、アコム杯全日本早碁オープン戦が阿含・桐山杯へと名称を変更し、中国でも阿含・桐山杯が開始された1999年に、両国の優勝者同士による決戦として創設されました。

対局方式

対局は一局勝負で行われます。持ち時間は、初期には各1時間、秒読み1分でしたが、現在は1分の考慮時間10回、秒読み30秒という方式が採用されています。コミは、初期は5目半、後に6目半となり、中国開催の場合は7目半が適用されます。対局場所は日本と中国で交互に開催され、ルールは開催地のものが適用されます。日本での開催は、阿含宗本山のある京都で行われるのが恒例となっています。ただし、第22回と第23回はeスポーツ対局として実施されました。

過去の対戦結果

過去の対戦結果は以下の通りです。（左側が勝利者）

2000年 小林光一（日本） - 馬暁春（中国）
2000年 趙善津（日本） - 周鶴洋（中国）
2002年 趙善津（日本） - 劉菁（中国）
2002年 趙治勲（日本） - 兪斌（中国）
2004年 古力（中国） - 加藤正夫（日本）
2004年 周鶴洋（中国） - 羽根直樹（日本）
2006年 古力（中国） - 井山裕太（日本）
2006年 劉星（中国） - 張栩（日本）
2007年 劉星（中国） - 張栩（日本）
2009年 古力（中国） - 張栩（日本）
2009年 孫騰宇（中国） - 羽根直樹（日本）
2010年 邱峻（中国） - 山下敬吾（日本）
2011年 朴文尭（中国） － 井山裕太（日本）
2013年 古力（中国） - 張栩（日本）
2013年 連笑（中国） - 村川大介（日本）
2015年 柯潔（中国） - 井山裕太（日本）
2015年 井山裕太（日本） - 黄雲嵩（中国）
2016年 柯潔（中国） - 河野臨（日本）
2017年 柁嘉熹（中国） - 六浦雄太（日本）
2018年 辜梓豪（中国） - 一力遼（日本）
2019年 張栩（日本） - 范廷鈺（中国）
2021年 辜梓豪（中国） - 許家元（日本）
2022年 李欽誠（中国） - 平田智也（日本）
2024年 楊鼎新（中国） - 一力遼（日本）
2024年 陳梓健（中国） - 一力（日本）

参考文献

『囲碁年鑑 平成13年度版』日本棋院 2001年

外部リンク

日本棋院 阿含・桐山杯
「阿含桐山杯中日冠军对抗赛」
* LGS「阿含桐山盃中日冠軍對抗賽」

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