阿品駅

阿品駅について

阿品駅（あじなえき）は、広島県廿日市市阿品二丁目にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。駅番号はJR-R09。

駅の概要

阿品駅は、1989年（平成元年）に開業した比較的新しい駅です。もともとは信号場として設置されましたが、地元からの要望を受け、駅として生まれ変わりました。駅の建設には、廿日市市、期成同盟会、JR西日本が費用を分担しています。

歴史

阿品駅の歴史は、以下の通りです。

1961年（昭和36年）12月21日：国鉄の阿品信号場として開設。
1962年（昭和37年）6月：阿品信号場が廃止。
1988年（昭和63年）12月：阿品駅工事協定締結。
1989年（平成元年）
2月22日：駅建設工事に着手。
8月11日：西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅として開業。
1992年（平成4年）11月1日：みどりの窓口営業開始。
2007年（平成19年）
6月13日：ICOCA対応自動改札機を設置。
9月1日：ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
2008年（平成20年）3月15日：ホームにエレベーターが設置され、使用を開始。
2010年（平成22年）
2月15日：AED（自動体外式除細動器）設置。
3月11日：北口にエレベーターが設置され、使用開始。
2012年（平成24年）3月16日：改札口上の発車案内が字幕式からLED式へ変更。
2021年（令和3年）
9月30日：みどりの窓口の営業を終了。
10月1日：みどりの券売機を導入。
2024年（令和6年）3月1日：駅員は周辺駅を含めて巡回するため当駅には常駐せず、改札口付近に設置されているインターホンにて遠隔対応。

駅の構造

阿品駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。駅には分岐器や絶対信号機がないため、停留所に分類されます。改札口は、ホームから階段を上がった場所にあります。

バリアフリー対応として、2008年（平成20年）3月15日に、上下ホームにエレベーターが設置されました。また、2010年（平成22年）には北口にもエレベーターが設置されています。現在は、みどりの券売機が設置されており、駅員は常駐していません。改札口付近のインターホンで遠隔対応が行われています。ICOCAの利用も可能です。

のりば

後付けの駅のため、案内上ののりば番号は付けられていませんでしたが、エレベーター設置に伴い、2008年（平成20年）3月12日に付与されました。

利用状況

「廿日市市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

（具体的な乗車人員データは原文に記載がないため省略）

駅周辺

駅から国道2号を跨ぐ陸橋を渡ると、ショッピングモール「フジグラン・ナタリー」や高層マンション群「ナタリーマリナタウン」、広島電鉄宮島線の広電阿品駅があります。かつては遊園地「ヒロシマナタリー」が存在しました。駅の西側（山側）には住宅地が広がっており、朝夕のラッシュ時には多くの通勤客で賑わいます。

また、駅の北東約2kmには、廿日市市立阿品台東小学校、廿日市市立阿品台中学校、日本赤十字広島看護大学があり、広島電鉄のバスで約10分の距離です。

バス路線

以下のバス路線が利用可能です。

広電バス
15 阿品台線 廿日市西高校経由
16 阿品台線 阿品台西経由
廿日市さくらバス 阿品台ルート
おおのハートバス 横断ルート 東ルート

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

山陽本線

■快速「シティライナー」・■快速「通勤ライナー」：通過
■普通（呉線内で快速となる列車を含む）
* 宮内串戸駅 (JR-R08) - 阿品駅 (JR-R09) - 宮島口駅 (JR-R10)

まとめ

阿品駅は、地域住民の生活を支える重要な駅であり、バリアフリー設備も整っているため、誰もが安心して利用できます。駅周辺には商業施設や住宅地、学校などが集まっており、利便性の高いエリアです。

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