2009 ワールド・ベースボール・クラシック アメリカ合衆国代表

2009 ワールド・ベースボール・クラシック アメリカ合衆国代表

2009年に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場したアメリカ合衆国代表チームについて解説します。

経緯

2008年の北京オリンピックで同国代表を銅メダルに導いたデーブ・ジョンソンが、引き続き監督として指揮を執りました。しかし、多くの選手が辞退したため、ベストメンバーとは程遠いチーム構成となりました。

試合結果

第1ラウンド

第1試合（3月7日）＠ロジャース・センター（カナダ・オンタリオ州トロント）
第2試合（3月8日）＠ロジャース・センター
第3試合（3月8日）＠ロジャース・センター

選手

最終ロースターは2009年2月24日に発表されましたが、故障などによりその後もメンバーの入れ替えが行われました。

予備ロースター（一次登録メンバー）は、2009年1月19日に発表されました。大会出場を辞退した選手は除外されています。

辞退選手

ロースターに登録されていた選手

ジョン・ダンクス（シカゴ・ホワイトソックス / 左投手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先するため辞退。
ブラッド・ホープ（コロラド・ロッキーズ / 外野手）：オープン戦で左手を負傷し辞退。
スコット・カズミアー（タンパベイ・レイズ / 左投手）：左肘の違和感から球団が出場辞退を要請。
ジョン・ラッキー（ロサンゼルス・エンゼルス / 右投手）：右上腕三頭筋の故障を理由に球団が出場を許可せず。
デレク・リー（シカゴ・カブス / 一塁手）：代表チームでの役割に不満を持ち、MLBレギュラーシーズンへの調整を優先。
ライアン・ラドウィック（セントルイス・カージナルス / 外野手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先するため辞退。
ジョー・ネイサン（ミネソタ・ツインズ / 右投手）：スプリングトレーニングで肩を痛めたため辞退。
カルロス・クエンティン（シカゴ・ホワイトソックス / 外野手）：手首の故障のため辞退。
B.J.ライアン（トロント・ブルージェイズ / 左投手）：調整不足を理由に辞退。
ジョー・ソーンダース（ロサンゼルス・エンゼルス / 左投手）：準備期間の短さを理由に辞退。
グレイディ・サイズモア（クリーブランド・インディアンス / 外野手）：オープン戦で左足のつけ根を痛めたため辞退。
バーノン・ウェルズ（トロント・ブルージェイズ / 外野手）：傷害保険の問題が解決されず辞退。

ロースター発表前に辞退を表明した選手

ジョシュ・ベケット（ボストン・レッドソックス / 右投手）：故障箇所の治療を優先するため辞退。
ランス・バークマン（ヒューストン・アストロズ / 一塁手）：辞退理由は不明。
A.J.バーネット（ニューヨーク・ヤンキース / 右投手）：ヤンキースへの移籍後、出場拒否を表明。
ロイ・ハラデイ（トロント・ブルージェイズ / 右投手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先するため辞退。
コール・ハメルズ（フィラデルフィア・フィリーズ / 左投手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先するため辞退。
ジョシュ・ハミルトン（テキサス・レンジャーズ / 外野手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先するため辞退。
ライアン・ハワード（フィラデルフィア・フィリーズ / 一塁手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先のため辞退。
クリフ・リー（クリーブランド・インディアンス / 左投手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先するため辞退。
ブラッド・リッジ（フィラデルフィア・フィリーズ / 右投手）：前回大会出場後の不調や、第2子の誕生直後であることを理由に辞退。
ティム・リンスカム（サンフランシスコ・ジャイアンツ / 右投手）：当面はWBCへの出場意思がないと表明。
ニック・マーケイキス（ボルチモア・オリオールズ / 外野手）：夫人の出産予定日が大会期間と重なるため辞退。
ジョー・マウアー（ミネソタ・ツインズ / 捕手）：腎臓手術後のリハビリを優先し辞退。
ジョナサン・パペルボン（ボストン・レッドソックス / 右投手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先するため辞退。
アレックス・ロドリゲス（ニューヨーク・ヤンキース / 三塁手）：ドミニカ共和国代表を選択。
CC・サバシア（ニューヨーク・ヤンキース / 左投手）：ヤンキースへの移籍後、新チームに慣れることを優先し辞退。
マーク・テシェイラ（ニューヨーク・ヤンキース / 一塁手）：ヤンキースへの移籍後、新チームに慣れることを優先し辞退。
ブランドン・ウェブ（アリゾナ・ダイヤモンドバックス / 右投手）：MLBレギュラーシーズンへの調整を優先するため辞退。
ダン・ウィーラー（タンパベイ・レイズ / 右投手）：前回大会での登板機会が少なかったため、MLBレギュラーシーズンへの調整を優先。

この大会では、多くの有力選手が様々な理由で辞退し、アメリカ代表は苦戦を強いられました。しかし、出場した選手たちは精一杯のプレーを見せ、次世代の野球ファンに夢を与えました。

関連項目

野球アメリカ合衆国代表
2009 ワールド・ベースボール・クラシック C組

外部リンク

大会公式サイト内の代表チーム専門ページ

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