2011年の音楽

2011年の音楽動向

2011年は、音楽業界にとって激動の1年でした。東日本大震災という未曽有の災害に見舞われ、多くの音楽イベントが中止や延期を余儀なくされました。しかし、その一方で、アーティストたちは被災地や被災者のために様々な支援活動を展開し、音楽の力を改めて示す年でもありました。

1月

浜崎あゆみ がオーストリア人俳優との結婚を発表するも、翌年1月に離婚。EXILEは5大プロジェクトを発表し、サザンオールスターズの桑田佳祐 が活動再開を宣言。NMB48が専用劇場で初公演。
モーニング娘。 に9期生が加入、第25回日本ゴールドディスク大賞 では、嵐 と レディー・ガガ がそれぞれアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。東方神起が2人体制で活動再開。
ももいろクローバー のメンバー、早見あかりが脱退を発表。第83回選抜高等学校野球大会の入場行進曲がいきものがかりの「ありがとう」に決定。リュ・シウォンがエイベックスに移籍、CDショップ大賞にはandymoriの「ファンファーレと熱狂」が選ばれた。小澤征爾が体調不良のため公演を中止。
モーニング娘。OGによる新グループ「ドリームモーニング娘。」が結成。オリコンシングルチャートでAKB48「Beginner」がミリオンを達成。黒夢がシークレットライブを行うも、警察の指導により中止となった。

2月

嵐のライブDVDがオリコンで初動売上60万枚を突破。東京事変のドラマーが公務執行妨害で逮捕、新譜の発売が延期。第53回グラミー賞 では、日本の松本孝弘が最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞。KARAのメンバー3人が所属事務所との契約無効を訴え提訴。
携帯電話向け楽曲配信サービスを巡り、レコード会社が最高裁で敗訴。POLYSICSがインディーズデビュー12周年を迎える。氣志團がナチス親衛隊風の衣装で出演した番組が抗議を受け謝罪。

3月

NHKBS2の音楽番組「ウエンズデー J-POP」が終了。WOWOWで桑田佳祐の復帰記念特番が放送。演歌歌手の二葉百合子が引退公演を実施。AKB48のシングルが3週でミリオンを達成。フィル・コリンズが歌手業引退を発表。
JAYWALKのボーカルが脱退。テイチクが新レーベル「コンチネンタル・スター」を立ち上げ。東北地方太平洋沖地震が発生し、音楽業界に大きな影響を与える。文化庁が芸術選奨を発表、加山雄三と平原綾香が受賞。スピッツがメジャーデビュー20周年、東日本大震災復興支援音楽特番が放送。

4月

ロシアの女性ポップデュオt.A.T.u.が解散を発表。アミューズ所属アーティストが東日本大震災被災者支援プロジェクト「チーム・アミューズ!!」を始動。ももいろクローバーが早見あかりの脱退とグループ名変更を発表。浜田省吾がアリーナツアーを開始。キャンディーズの田中好子が死去。
小田和正が史上最長首位記録を更新、B'zはシングル総売り上げ記録を更新。浜崎あゆみのアルバム4作品が同時トップ10入り。KARAの専属契約騒動が解決。子役の芦田愛菜が小学校に入学。

5月

河村隆一がギネス記録を樹立。東京女子流が1stアルバムをリリース。GReeeeNが東日本大震災支援プロジェクトを始動。モーニング娘。が10期メンバーを募集。ユーロビジョン・ソング・コンテストが開催。
日本初のK-POP専用劇場がオープン。JAYWALKが新ボーカルとドラマーを迎え活動再開。SKE48がレコード会社を移籍。AKB48のシングルが歴代最高初週売り上げを記録。

6月

AKB48に新チーム「チーム4」が誕生。AKB48選抜総選挙で前田敦子が1位に返り咲き。氷室京介が東日本大震災復興支援チャリティーライブを開催。美空ひばりの23回忌法要が行われ、記念BOXが発売。後藤真希が活動休止を発表。

7月

遊助が東日本大震災の影響で延期された武道館公演の振替公演を開催。TBS系で7時間40分に及ぶ大型音楽特番「音楽の日」が放送。

8月

フジテレビ系で音楽特番「FNS歌謡祭 うたの夏まつり2011」を放送。JAYWALKが「THE JAYWALK|THE_JAYWALK」に改名。Kis-My-Ft2がアジア8カ国で同時CDデビュー。山下達郎が4つの年代でオリコン1位を獲得。SMAPが東日本大震災復興支援チャリティーアルバムを発売。AKB48の公式ライバルグループ「乃木坂46」が結成。スマイレージの小川紗季が引退。コブクロが活動休止を発表。

9月

SMAPがデビュー20周年記念ファンミーティングを開催。桑田佳祐が被災者支援ライブを開催、ポルノグラフィティもチャリティーライブを開催。SMAPが初の海外コンサートを実施。ミュージックステーションが25周年記念特番を放送。東日本大震災復興支援イベント「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」が開催。モーニング娘。のリーダー高橋愛が卒業。

10月

クラシエフーズが音楽レーベル「FRISK LABEL」を設立。BIGBANGのG-DRAGONが麻薬使用疑惑で摘発され、シングル発売が中止。NEWSの山下智久と錦戸亮が脱退。SDN48が2012年3月末で全員卒業を発表。スマイレージに新メンバーが加入。ゆずの北川悠仁が結婚。
ベストヒット歌謡祭が東日本大震災の影響を考慮し、各賞選定を行わないことを発表。

11月

由紀さおりが40年ぶりにオリコンアルバムチャートトップ10入り。泉谷しげるがデビュー40周年を迎える。

1[[2月]]

水樹奈々が声優初の東京ドーム公演を開催。日本有線大賞では、ふくい舞が大賞を受賞。倖田來未が結婚と妊娠を発表。AKB48のシングルが4作連続ミリオンを達成。音楽之友社が就業規則改定問題で是正勧告を受ける。ミュージックステーションスーパーライブが開催され、絢香が活動再開。日本レコード大賞はAKB48が受賞。スマイレージの前田憂佳が引退。

年間チャート

オリコン年間シングルチャート では、AKB48が上位を独占し、年間1位は「フライングゲット」だった。嵐もトップ10入りを果たし、K-POP勢も存在感を示した。ジャニーズ事務所所属のグループからはKis-My-Ft2がトップ10入り。チーム・アミューズ!!のチャリティーシングルもチャートインした。
オリコン年間アルバムチャート では、嵐が3年連続1位を獲得。AKB48初のオリジナルアルバムが2位、海外勢ではレディー・ガガが4位に入った。K-POPも少女時代とKARAがトップ10入り。桑田佳祐のソロアルバムもランクインした。
インディーズチャート では、ゴールデンボンバーがシングルで上位を独占、アルバムはかりゆし58が1位を獲得。
Billboard Japan の年間チャートでは、AKB48がシングルチャートで1位と2位を独占。レディー・ガガもランクイン。
音楽配信 では、安室奈美恵、AKB48、レディー・ガガなどの楽曲がミリオンを達成、着うたフルの年間1位は薫と友樹、たまにムック。の「マル・マル・モリ・モリ!」、iTunesの年間1位はレディー・ガガの「ボーン・ディス・ウェイ」だった。

その他

2011年は、多数のアーティストがデビュー、再結成、活動休止、解散、引退を経験した年でした。また、様々なジャンルの音楽イベントが開催され、音楽ファンを楽しませました。
* 東日本大震災の影響により、音楽業界も大きな変革を求められた年であり、その中で、音楽の力が改めて認識された一年でもありました。

2011年は、音楽業界にとって激動の1年であり、数々の出来事が後世に語り継がれることでしょう。

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