Mamorino

mamorino（マモリーノ）は、京セラが開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話がauブランドで展開した、CDMA 1X対応の通話・通信機能付き防犯キッズ携帯です。製造型番はKYY01で、『安心ジュニアケータイシリーズ』の派生機種として位置づけられています。

概要

セコムとの協力によって開発されたこの端末は、満8歳以下の児童（小学2年生まで）を主な対象としています。同社のK001と同様に、移動経路の通知機能や防犯ブザーが搭載されています。防犯ブザーが作動すると、ココセコムオペレーションセンターへ自動的に通報され、その後、端末に連絡が入ります。必要に応じて、保護者などの指定された連絡先への連絡、さらにはセコムの緊急対処員が児童の元へ駆けつけるシステムが採用されています。

本体は一見するとスライド式のように見えますが、テンキーやタッチパネルなどを排除し、通話、メール、GPS、防犯ブザーといった機能に特化した、防犯に特化したストレート型音声端末です。au向けのストレート型音声端末としては最小サイズです。2015年9月現在では、auの音声通話端末の中で、Walkman Phone, Xmini（W65S）に次いで、質量と体積が小さい端末です。

待ち受け画面のFlashデザインには、顔をモチーフにした「かお」とアナログ時計風の「とけい」の2種類が用意されています。

沿革

2009年10月19日：KDDIおよび京セラより公式発表。
2010年3月10日：全国一斉発売。当初は3月4日に関東、中部、関西、沖縄地区、3月5日にその他の地区で発売予定でしたが、「安心ナビ いつでも位置確認」の利用時に、一部のau端末との間で保護者側の登録が正常に動作しない不具合が確認されたため、発売日が変更されました。
2010年3月15日：日本PTA全国協議会の推薦商品に認定。
2010年7月9日：キッズデザイン協議会主催の「第4回キッズデザイン賞」を受賞。
2011年5月：販売終了。
2022年3月31日：auの3Gサービスが終了したため、本機種は利用不可となりました。

主な機能・対応サービス

防水機能（IPX5/IPX7等級）
ココセコム（別途セコムとの契約が必要）
ケータイアップデート（保護者専用メニューモード時のみ利用可能）
特定Cメール送受信（ペア相手のみ）
au ICカード（R-UIMカード）対応（ただし、グローバルパスポートのレンタルサービスには非対応）

不具合および新機能の追加

2010年6月30日、ケータイアップデートにより、以下の機能が追加されました。

宅内用小型基地局「auフェムトセル」に対応。

名前の由来

「（～を）守る」「（～を）見守る」「お守り」といった意味が込められています。

関連項目

ジュニアケータイ
K001
mamorino2 - 本機種の後継機種。
K011(KY011) - mamorinoナビを標準搭載した高機能フィーチャーフォン。
MARVERA KYY08 - K011と同様にmamorinoナビを標準搭載した高機能フィーチャーフォン。
簡単ケータイS（A101K、PT001）
セコム
護身術
防犯装備
まもるっち
F-05A（キッズケータイ）
SoftBank 740N（コドモバイル）

注

本機種は、auの3Gサービス終了に伴い、2022年3月31日をもって利用できなくなっています。

外部リンク

mamorino（KYOCERA）
製品アーカイブ mamorino（au） - ウェイバックマシン

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