WANDS BEST HITS

WANDS BEST HITS：高速道路売店限定ベストアルバム

『WANDS BEST HITS』は、WANDSのベストアルバムとして、通常のCD販売ルートとは異なる、全国の高速道路売店を中心に販売された作品です。ビーイングが企画・販売を手掛けた『BEST HITS』シリーズの第2弾にあたります(JDCT-002)。WANDSのオフィシャルサイトには掲載されておらず、その流通形態の特殊性から、多くのファンにとって知る人ぞ知るレアなアルバムとなっています。

選曲と収録内容

このアルバムは、同価格帯で先行発売された『complete of WANDS at the BEING studio』と選曲、曲順が非常に類似しています。特徴的なのは、WANDSの3期目の楽曲が一切収録されていない点です。1期と2期の代表曲が中心に構成されており、WANDS初期のサウンドを濃縮した内容となっています。

収録されているのは、主にシングル曲とそのカップリング曲、そしてアルバムからの代表曲です。シングル曲では、「もっと強く抱きしめたなら」、「時の扉」、「愛を語るより口づけをかわそう」、「世界が終るまでは…」、「恋せよ乙女」、「Jumpin' Jack Boy」、「Secret Night 〜It's My Treat〜」、「Same Side」、「WORST CRIME 〜About a rock star who was a swindler〜」といった、当時チャートを席巻したヒット曲がずらりと並びます。アルバム収録曲からは、2ndアルバム『時の扉』収録の「このまま君だけを奪い去りたい」、そして1stシングルのライブ音源である「寂しさは秋の色〜LIVE ACOUSTIC Version〜」が選抜されています。さらに、4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』からの楽曲「DON'T TRY SO HARD」、6thシングルのカップリング曲「ありふれた言葉で」、そして2ndアルバム『時の扉』からの「世界中の誰よりきっと 〜Album Version〜」(コーラスに宇徳敬子を起用)など、ファンにはたまらない選曲が魅力です。

楽曲詳細

各楽曲には、作詞者、作曲者、編曲者、そして備考としてシングルリリース情報やオリジナルアルバム収録情報が記されています。特に注目すべきは、シングル曲の多くが、織田哲郎氏、大島康祐氏、栗林誠一郎氏など、日本の音楽シーンを代表する作曲家によって手がけられている点です。また、編曲には葉山たけし氏、明石昌夫氏といった、WANDSサウンドを支えたキーマンが名を連ねています。

参加ミュージシャン

アルバムには、WANDSメンバー以外にも数多くのミュージシャンが参加しています。ドラムには青山純氏、黒瀬蛙一氏、Denny Fongheiser氏、ベースには渡辺直樹氏、明石昌夫氏、シンセサイザーには小野塚晃氏(DIMENSION)、そしてコーラスには大黒摩季氏、宇徳敬子氏、生沢佑一氏など豪華な顔ぶれが揃っています。それぞれの楽曲に合わせた多彩なミュージシャンたちが、WANDSサウンドに深みと奥行きを与えています。

まとめ

『WANDS BEST HITS』は、通常の流通ルートとは異なる販売方法、そして選曲の妙によって、WANDSファンの間で特別な存在感を放つベストアルバムです。WANDS初期の代表曲が凝縮された内容に加え、豪華ミュージシャン陣の参加も大きな魅力となっています。高速道路のサービスエリアで見かけることがあれば、ぜひ手にとって見てください。レアな一枚を手に入れるチャンスです。

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