下北駅

下北駅について

下北駅（しもきたえき）は、青森県むつ市大字田名部字海老川に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）大湊線の駅です。この駅は本州最北端の駅として知られており、JR東日本の路線の中でも最も北に位置しています。駅舎のホーム側には「てっぺんの駅」と書かれた看板が掲げられており、この駅が地理的に重要な場所にあることを示しています。かつては下北交通大畑線が接続していましたが、現在は廃止されています。

歴史

下北駅は、1939年（昭和14年）に大畑線の開業に合わせて、その分岐駅として開設されました。大畑線は、国鉄再建法の施行により第一次特定地方交通線に指定され、1985年（昭和60年）に下北交通に転換されました。しかし、2001年（平成13年）に廃止されました。

年表

1939年（昭和14年）12月6日：大畑線の開業に合わせて一般駅として開設。
1983年（昭和58年）12月1日：貨物の取り扱いを廃止。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物の取り扱いを廃止。
1985年（昭和60年）7月1日：大畑線が下北交通に転換。国鉄下北駅の業務を下北交通に委託。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、大湊線が東日本旅客鉄道に承継。
1990年（平成2年）ごろ：JR東日本下北駅が直営駅に戻り、駅舎内に下北交通の出札口が設置される。
2001年（平成13年）4月1日：下北交通大畑線が廃止。
2007年（平成19年）：下北駅前広場の整備事業が開始。
2009年（平成21年）1月23日：新駅舎の供用を開始。
2011年（平成23年）10月1日：駅レンタカーの営業を開始（隣の大湊駅からの移転）。
2013年（平成25年）3月16日：直営駅（大湊駅所属下北在勤）から業務委託駅となる。
2024年（令和6年）3月31日：駅レンタカーの営業を終了。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始。

駅構造

下北駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。かつては島式ホームの片側を使用する棒線構造で、ホームの反対側（旧1番線）は下北交通大畑線が使用していました。大湊駅方から大畑線方面へ直通できる配線でしたが、大畑線の転換時に線路の接続は断たれています。現在は、青森駅が管理する業務委託駅（JR東日本東北総合サービス委託）となっています。駅舎には、みどりの窓口とタッチパネル式の自動券売機が設置されています。大畑線が廃止されるまでは、JRの駅員がホーム上で改札業務を行っていました。

利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は166人です。2000年度以降の乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

むつ警察署下北駅前交番
プラザホテルむつ
日本通運むつ営業所
青森県道176号赤川下北停車場線
青森県道177号海老川新町線
青森県道272号下北停車場線
田名部川

バス路線

下北交通によるバス路線が運行されており、むつバスターミナル、大畑、大間、佐井方面へ向かう路線（大畑線鉄道代替バス）や、恐山方面への季節運行バスがあります。また、国際興業バスによる夜行高速バス「しもきた号」も運行されており、大宮・新宿方面へアクセスできます。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■大湊線
□快速「しもきた」：陸奥横浜駅 - （一部近川駅） - 下北駅 - 大湊駅
■普通：赤川駅 - 下北駅 - 大湊駅


かつて存在した路線

下北交通
大畑線：下北駅 - 海老川駅

脚注

記事本文

利用状況

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
岩手船越駅 - 本州最東端の駅（三陸鉄道リアス線）
串本駅 - 本州最南端の駅（JR西日本紀勢本線）
梅ケ峠駅 - 本州最西端の駅（JR西日本山陰本線）
伊東駅 - JR東日本最南端の駅（伊東線）
宮古駅 - JR東日本最東端の駅（山田線）
南神城駅 - JR東日本最西端の駅（大糸線）

外部リンク

駅の情報（下北駅）：JR東日本

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