三宅智子の女子的☆駅弁紀行

三宅智子と行く駅弁の旅：二つの番組の魅力

食いしん坊の旅人、三宅智子さんが主役の鉄道紀行番組『三宅智子の女子的☆駅弁紀行』と『三宅智子の駅弁女子ひとり旅』。どちらも駅弁を楽しみながら各地を巡る内容ですが、それぞれに個性あふれる魅力があります。本稿では、両番組の魅力を余すことなくご紹介します。

『三宅智子の女子的☆駅弁紀行』：はじまりの駅弁紀行

2013年3月16日に放送開始された『三宅智子の女子的☆駅弁紀行』は、全6回にわたる30分番組として鉄道チャンネルで放送されました。三宅智子さんがJR鹿児島中央駅から門司港駅まで、3泊4日の旅を繰り広げ、様々な駅弁を堪能する様子が描かれています。

番組では、JR九州の路線を主に旅する三宅さん。旅の行程は、鹿児島中央駅→嘉例川駅→吉松駅→矢岳駅→大畑駅→人吉駅→一勝地駅→八代駅→新八代駅と続き、肥薩おれんじ鉄道にも乗車。その後、熊本駅、久留米駅を経由し、最終目的地である門司港駅へと至ります。途中、地元の特産品や名物料理を味わう場面も盛り込まれ、駅弁以外のグルメも楽しめる内容となっています。superflyの楽曲がオープニングとエンディングを彩り、旅情を盛り上げています。

『三宅智子の駅弁女子ひとり旅』：一人旅の新たな発見

『三宅智子の女子的☆駅弁紀行』の後継番組として、2015年11月11日から放送されている『三宅智子の駅弁女子ひとり旅』。こちらは、より自由度の高い一人旅の様子が描かれています。

旅の範囲は九州から全国へと広がり、下関駅、新山口駅、岩国駅、福山駅、岡山駅、高知駅、土佐くろしお鉄道中村線・宿毛線などを経て、東武鉄道の浅草駅、東武日光駅、野岩鉄道、会津鉄道へと続きます。さらに、天竜浜名湖鉄道、大井川鐵道、西武鉄道、小湊鉄道、いすみ鉄道、わたらせ渓谷鐵道、上信電鉄、富士急行、伊勢鉄道など、多様な路線を旅します。

『駅弁女子ひとり旅』では、ナレーションや主題歌は無く、三宅さんの自由な旅のスタイルが前面に押し出されています。インターネット放送では駅弁の紹介がありますが、テレビ放送ではエンドロールに駅弁の紹介はありません。番組では、駅弁はもちろんのこと、観光列車の弁当も登場。これにより、より多様な駅弁の世界を垣間見ることができます。

共通点と相違点：それぞれの魅力

両番組の共通点は、三宅智子さんが駅弁を楽しみながら旅をするという点です。しかし、番組構成や放送頻度には違いがあります。

共通点: 駅弁をメインに、旅先でのグルメも楽しむ。
相違点: 放送頻度（『女子的☆駅弁紀行』は月1回、『駅弁女子ひとり旅』は月2回）、ナレーション・主題歌の有無、『駅弁女子ひとり旅』でのインターネット配信限定の駅弁紹介など。

番組の配信

ジョワTVでは、『女子的☆駅弁紀行』をシーズン1、『駅弁女子ひとり旅』をシーズン2として配信。さらに、ジョワTV限定のシーズン3も配信されています。これにより、両番組をまとめて楽しむことができます。

まとめ：駅弁愛に溢れる旅

『三宅智子の女子的☆駅弁紀行』と『三宅智子の駅弁女子ひとり旅』は、どちらも駅弁を愛する三宅智子さんの情熱が詰まった番組です。それぞれの番組の個性を楽しむことで、より一層、駅弁の魅力と旅の楽しさを味わえるでしょう。放送局は鉄道チャンネル、歌謡ポップスチャンネル、そしてジョワTVと多岐にわたります。駅弁好き、鉄道好き、そして旅好きの方々には必見の番組と言えるでしょう。 特に、地方の駅弁会社の変遷など、地元の事情にも触れられており、単なるグルメ番組を超えた奥深さを感じられます。 山口県で唯一駅弁を販売していた駅弁会社が撤退し、広島県の会社が引き継いだというエピソードは、番組全体を彩るローカル色の濃さを示す好例です。

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