八幡浜駅

八幡浜駅について

八幡浜駅は、愛媛県八幡浜市江戸岡に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はU18で、愛媛県と四国地方の最西端に位置することから、「みかんの香る四国最西端の駅」というコメントが駅名標に記されています。八幡浜市の代表駅として、全ての特急列車が停車し、観光列車「伊予灘ものがたり」も発着するなど、重要な役割を担っています。また、九州方面へのフェリー航路や佐田岬半島方面への路線バスの乗り換え駅としても機能しており、地域の交通の要衝となっています。

歴史

八幡浜駅は、1939年（昭和14年）2月6日に国鉄の駅として開業しました。1950年（昭和25年）には昭和天皇のお召し列車が発着し、戦後巡幸の舞台ともなりました。1983年（昭和58年）には自動券売機が設置され、利便性が向上しました。貨物輸送は1984年（昭和59年）に一旦廃止されましたが、1987年（昭和62年）には蜜柑の出荷時期限定で再開されました。国鉄分割民営化により、1987年（昭和62年）4月1日からはJR四国と日本貨物鉄道の駅となりました。2006年（平成18年）には、JR貨物の駅としての機能が廃止され、定期貨物列車の設定は実現しませんでした。

駅構造

駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅です。駅舎側から1番のりば、2番のりば、3番のりばの順に配置されており、特急列車は松山方面が1番のりば、宇和島方面が2番のりばから発車します。3番のりばは、特急列車の待避や当駅始発の列車が主に利用します。駅は直営で、みどりの窓口やオレンジカード対応の自動券売機が設置されています。また、駅構内にはコンビニエンスストア（セブンイレブン）や駅レンタカーの営業所（トヨタレンタリース）もあります。

以前はタブレット授受器が1、2番のりばに設置され、当駅を通過する列車も存在しましたが、現在はその姿を見ることはできません。

のりば

駅の線路構成は以下の通りです。

1番線：上り本線（1番のりば）
2番線：留置線（ホームなし）
3番線：下り本線（2番のりば）
4番線：上下待避線（3番のりば）

利用状況

1日平均の乗車人員は、地域の足として利用されています。

駅周辺

駅は、八幡浜市の中心部からやや離れた場所に位置しています。駅の西側には、臼杵港や別府国際観光港とを結ぶフェリー乗り場があり、車で約5分、徒歩で約30分でアクセス可能です。

その他、周辺にはハローワーク八幡浜、八幡浜労働基準監督署、八幡浜税務署、八幡浜市保健福祉総合センター、ニューホテルトヨ、八幡浜郵便局、八幡浜桧谷郵便局などの施設があります。

駅前には国道197号、国道378号、愛媛県道27号八幡浜港線が交差する江戸岡交差点があり、県内有数の渋滞ポイントとしても知られています。

バス路線

駅前のバス乗り場からは、以下のバスが運行しています。

一般路線バス：伊予鉄南予バス、宇和島自動車
高速バス：伊予鉄バス、阪急バス、名鉄バス
その他：肱南観光バス（松山空港シャトルバス）

隣の駅

JR予讃線：

千丈駅 (U17) - 八幡浜駅 (U18) - 双岩駅 (U19)

その他の情報

八幡浜駅は、四国最西端の駅として、また地域の交通拠点として重要な役割を果たしています。駅の歴史や周辺情報を含め、訪れる人々に多くの情報を提供しています。

関連事項

日本の[[鉄道駅]]一覧
日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
四国最東端の駅：見能林駅
四国最北端の駅：八栗山上駅
四国最南端の駅：宿毛駅

外部リンク

八幡浜駅 - 四国旅客鉄道
動画で見るニッポンみちしる 八幡浜駅 - NHKアーカイブス

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