八木毅 (外交官)

八木毅（やぎ たけし）

プロフィール

八木毅は、1954年12月7日に生まれ、日本の外交官として長年にわたり活躍しました。新潟県上越市出身で、新潟県立高田高等学校を経て東京大学法学部を卒業後、1977年に外務省に入省しました。ドイツ語研修を受け、在ドイツ大使館をはじめ、在フィリピン大使館、在米国大使館、OECD代表部など、数々の在外公館で勤務しました。

外務省でのキャリア

八木は、外務省内で要職を歴任し、特に経済分野で重要な役割を果たしました。外務省経済局長時代には、環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）交渉において、日米両政府間の事前協議に参加し、日本の基本姿勢を伝えました。その後、2012年8月にはインド駐箚特命全権大使に任命され、同年10月からはブータン駐箚特命全権大使も兼務しました。

ドイツ連邦共和国駐箚特命全権大使

2015年11月13日、八木はドイツ連邦共和国駐箚特命全権大使に就任し、2020年12月18日に依願退職するまで5年間、その任を務めました。ドイツとの関係を重視し、両国間の外交・経済関係の発展に尽力しました。ドイツ勤務は、ドイツ語研修時代を含めると4回に及び、ドイツに対する深い理解と知識を有しています。

退官後の活動

2020年12月にドイツ大使を退任後、八木は日印協会顧問、国際社会経済研究所理事、そして2021年4月1日より日本電気株式会社の顧問に就任しました。外交官としての経験と知識を活かし、多方面で活躍しています。

経歴詳細

1976年10月：外務公務員採用上級試験合格
1977年3月：東京大学法学部卒業、同年4月外務省入省
1996年1月：欧亜局東欧課長
1997年8月：経済協力局無償資金協力課長
1999年8月：米国公使
2001年8月：ドイツ公使
2003年9月：大臣官房参事官（国会担当）
2005年8月：欧州局審議官
2007年2月：OECD代表部公使
2010年8月：経済局長
2012年8月：インド駐箚特命全権大使
2012年10月：ブータン駐箚特命全権大使を兼務
2015年11月：ドイツ連邦共和国駐箚特命全権大使
2021年4月：日本電気株式会社顧問

入省同期

八木の外務省入省同期には、以下のような著名な外交官がいます。

秋元義孝（元オーストラリア大使、元儀典長）
井上進（元コートジボワール大使）
梅本和義（元国連次席大使、元スイス大使、元北米局長）
太田清和（元シアトル総領事）
川田司（元アルジェリア大使、元領事局長）
小池政行（日本赤十字看護大学教授）
小寺次郎（元サウジアラビア大使、元欧州局長、元国際情報統括官）
佐藤悟（元スペイン大使、元外務報道官、元中南米局長）
佐渡島志郎（元バングラデシュ大使、元国際協力局長）
佐野利男（元軍縮会議代表部大使、元デンマーク大使、元軍縮不拡散・科学部長）
杉山晋輔（元外務[[審議官]]（政務）、元アジア大洋州局長、元地球規模課題審議官）
鈴木敏郎（元エジプト大使、元中東・北アフリカ諸国情勢担当大使、元シリア大使、元中東アフリカ局長）
角茂樹（元バーレーン大使、元国連[[大使]]）
高原寿一（元チュニジア大使）
長崎輝章（元バチカン大使、元グアテマラ大使）
長嶺安政（元外務[[審議官]]（経済）、元オランダ大使、元国際法局長）
花田吉隆（元東ティモール大使）
深田博史（元ベトナム大使、元セネガル大使、元領事局長）
手塚義雅（元トリニダード・トバゴ大使）

外部リンク

大使略歴（在ドイツ日本国大使館ホームページ内）
Der Botschafter - Lebenslauf (auf der offiziellen Website der japanischen Botschaft in Deutschland)
（コロナ特集）ドイツのコロナ対応雑感 - 2020年7月29日
* 八木毅前駐インド大使のメッセージ（在インド日本国大使館ホームページ内）

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