深田博史

深田博史について

深田博史（ふかだ ひろし）は、1952年2月27日生まれの日本の外交官です。大阪府出身で、外務省で長年にわたり活躍しました。

学歴と外務省入省

深田氏は、1976年に大阪外国語大学外国語学部仏語科在学中に外務公務員採用上級試験に合格しました。その後、1977年に大学を中退し、外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

外務省入省後、深田氏は様々な要職を歴任しました。

1992年：外務省経済局国際エネルギー課企画官
1993年：外務省経済協力局政策課企画官
1994年：外務省経済協力局開発協力課長
1995年：在パキスタン日本国大使館参事官、国連難民高等弁務官事務所顧問
1997年：国際連合難民高等弁務官特別顧問
2000年：在ジュネーブ国際機関日本政府代表部参事官、経済協力開発機構日本政府代表部公使
2002年：国際協力事業団企画・評価部長
2004年：外務省大臣官房参事官（危機管理担当）兼領事局参事官
2005年：外務省領事局参事官
2006年：外務省国際協力局審議官

2007年には、第34回主要国首脳会議準備事務局長を務めました。

領事局長として

2008年7月には外務省領事局長に就任し、ペシャワール会関係者の誘拐事件発生時には、連絡室の室長として対応にあたりました。

大使としての活躍

2010年には駐セネガル特命全権大使に任命され、カーボヴェルデ、ガンビア、ギニアビサウも兼任しました。2013年には駐ベトナム特命全権大使に就任し、ベトナムの国家葬儀に参列したり、ベトナム国防部のPKO担当部局設立式典に出席するなど、両国間の関係強化に尽力しました。特に、南シナ海での中国の活動を間接的に批判するなど、外交手腕を発揮しました。

その後

2016年12月には、ENSOME PARTNERS株式会社の顧問に就任しました。

同期入省の外交官

深田氏と同期には、以下のような外交官がいます。

秋元義孝（駐オーストラリア大使、儀典長）
佐野利男（軍縮会議代表部大使、駐デンマーク大使、軍縮不拡散・科学部長）
鈴木敏郎（駐エジプト大使、中東・北アフリカ諸国情勢担当大使、駐シリア大使、中東アフリカ局長）
梅本和義（国連次席大使、駐スイス大使、北米局長）
長崎輝章（駐バチカン大使、駐グアテマラ大使）
太田清和（シアトル総領事）
佐藤悟（駐スペイン大使、外務報道官、中南米局長）
小寺次郎（駐サウジアラビア大使、欧州局長、国際情報統括官）
八木毅（駐インド大使兼ブータン大使、経済局長）
長嶺安政（外務[[審議官]]（経済）、駐オランダ大使、国際法局長）
川田司（駐アルジェリア大使、領事局長）
角茂樹（駐バーレーン大使、国連大使）
井上進（駐コートジボワール大使）
小池政行（日本赤十字看護大学教授）
佐渡島志郎（駐バングラデシュ大使、国際協力局長）
花田吉隆（駐東ティモール大使）
杉山晋輔（外務[[審議官]]（政務）、アジア大洋州局長、地球規模課題審議官）
高原寿一（駐チュニジア大使）
* 手塚義雅（駐トリニダード・トバゴ大使）

まとめ

深田博史氏は、長年にわたり日本の外交に貢献してきた人物です。外務省でのキャリアを通じて、国際協力、危機管理、地域外交など幅広い分野で活躍し、その手腕を発揮しました。大使としては、セネガル、ベトナムといった国々との関係強化に尽力しました。その経験と知識は、今後の日本の外交政策にも大きな影響を与えることが期待されます。

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