国分駅 (鹿児島県)

国分駅

国分駅（こくぶえき）は、鹿児島県霧島市国分中央三丁目に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）日豊本線の駅です。事務管理コードは▲940519。霧島市の中心駅として、1日に2500人以上が利用します。かつては大隅線が接続する主要駅であり、現在も特急「きりしま」の一部が停車します。

歴史

当駅は1929年（昭和4年）に開設されました。開業前は、現在の隼人駅が国分駅を名乗っており、西国分駅を経て現在の駅名になりました。1972年には大隅線が全線開通し、接続駅となりましたが、1987年に大隅線は廃止されています。2007年には西口駅前広場と自由通路が設置され、駅の利便性が向上しました。2012年にはICカードSUGOCAの利用が開始され、2018年にはバリアフリー設備が完成しました。2023年10月には、JR九州の直営駅となりました。

年表

1929年（昭和4年）11月24日：鉄道省が開設。
1969年（昭和44年）12月26日：駅舎改築。
1972年（昭和47年）9月9日：海潟温泉駅 - 国分駅間開通により大隅線全通し接続駅となる。
1984年（昭和59年）2月1日：貨物取扱廃止。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）
3月14日：大隅線全線廃止。
4月1日：国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
1993年（平成5年）
8月6日：平成5年8月豪雨により当駅を含む西都城駅 - 鹿児島駅間が運転見合わせとなる。
9月19日：当駅 - 鹿児島駅間で運転を再開する。
10月9日：大隅大川原駅 - 当駅間で運転を再開し、2か月ぶりに全線開通。
2007年（平成19年）6月1日：東口駅前広場が手狭になったことから総工費約6億円をかけて西口駅前広場と自由通路が設置された。
2012年（平成24年）1[[2月1日]]：ICカードSUGOCAの利用を開始。
2018年（平成30年）5月2日：バリアフリー設備完成、エレベーター2基、列車接近表示案内装置、音声誘導機など。
2023年（令和5年）10月1日：JR九州サービスサポートによる業務委託駅から九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される。

駅構造

国分駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームを有する地上駅です。駅本屋は鉄筋コンクリート造で、かつて大隅線の列車が発着していた切欠きホームの跡が残っています。改札口は東口にのみありますが、自由通路を利用して西口へ行くことも可能です。駅にはみどりの窓口が設置されており、始発から終電まで改札業務が行われます。自動券売機も1台設置されています。

のりば

利用状況

2022年度の1日平均乗車人員は2,514人で、鹿児島県内のJR九州の駅では鹿児島中央駅に次いで第2位です。

駅周辺

駅周辺は霧島市の中心部であり、市役所や商業施設などが集まっています。以前は国分市の中心部でした。バス路線も充実しており、鹿児島空港や各地へのアクセスが可能です。

バス路線

【鹿児島交通】
鹿児島空港、福山・桜島口・垂水方面
若駒学園・牧ノ原・岩川・志布志方面
姫城・隼人温泉病院経由鹿児島空港
日当山・妙見経由霧島いわさきホテル
国分・唐人町経由京セラ国分
霧島神宮経由霧島いわさきホテル
隼人国分循環線（見次・隼人方面、きよみず・重久方面）
姫城・隼人温泉病院経由霧島市立医師会医療センター
西校前・浜之市・隼人駅経由上小鹿野
国分ふれあいバス

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

■日豊本線
特急「きりしま」停車駅
普通：霧島神宮駅 - (南霧島信号場) - 国分駅 - 隼人駅
※霧島神宮駅との駅間距離（営業キロ）は12.7kmで、JR九州管内の在来線で最長です。

かつて存在した路線

日本国有鉄道

大隅線：金剛寺駅 - 国分駅

付記事項

夜間滞泊の設定がある。
当駅 - 隼人駅間に回送列車が設定されている。

SUGOCA利用について

当駅は、日豊本線におけるSUGOCAの利用可能エリアの境界駅です。当駅以南（鹿児島中央駅方面）ではSUGOCAを利用できますが、当駅以東（都城駅方面）へは利用できません。また、宮崎県内の田野駅 - 佐土原駅間もSUGOCAの利用可能エリアですが、この両エリアをまたがって利用することはできません。

脚注

[参考文献]
石野哲（編）『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』（初版）JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

国分駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

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