山崎 (野田市)

山崎（やまざき）

千葉県野田市に位置する山崎は、郵便番号278-0022で表される大字です。この地域は、江戸川左岸の低地と下総台地の西縁にまたがり、野田市の南部に位置しています。

地理

山崎は、かつて宿場町として栄え、その後、千葉県道5号松戸野田線（流山街道）と東武野田線沿線を中心に発展しました。東は下三ケ尾、西三ケ尾、二ツ塚と接し、北は清水、堤根、花井、上花輪、桜台と、西は今上と、南西は山崎貝塚町、山崎梅の台、みずきと、南は流山市の西深井、東深井と隣接しています。

利根運河が地域内を流れ、水運にも利用されていました。

小字

山崎には、以下のような小字が存在します。

松の一、松の二、下梅、上梅、藤、南大崎、東大崎、西大崎、藤台、梅台、上里、下里、南大和田、西大和田、北大和田、東大和田、北山、上宿、宿里、宿、北中地、中地、殿山、北新田、西新田、南新田、東新田、島、亀山、東亀山、北亀山、西亀山、山崎新田、中木戸。

歴史

山崎には、奈良時代および平安時代の集落跡が発見されており、古くから人々が生活を営んでいたことがわかります。9世紀後期の墨書土器が山崎東大和田遺跡から出土しています。

1590年（天正18年）には、岡部長盛が下総山崎藩の藩庁をこの地（現在の海福寺付近）に置きましたが、翌年には堤台村へと移されました。

江戸時代には、日光東往還の最初の宿場である山崎宿が置かれました。場所は現在の梅郷駅の西側付近です。山崎藩の領地であった後、旗本一色氏の領地となり、1673年（延宝元年）からは幕府の直轄地となりました。

1730年（享保15年）には、亀山新田と山崎新田を編入しましたが、1830年から1843年の天保年間までに亀山新田は分村しました。1868年（慶応4年）には、山崎宿で新撰組の原田左之助が靖兵隊を離隊しました。

明治初期には、亀山新田を再び編入し、1873年（明治6年）に千葉県に属することになりました。同年には山崎小学校が開校、1878年（明治11年）には東葛飾郡に編入されました。

沿革

1889年（明治22年）の町村制施行により、山崎村は周辺の村と合併し、東葛飾郡梅郷村となり、大字山崎となりました。1890年（明治23年）には利根運河が完成し、1911年（明治44年）には梅郷駅が開業しました。

1950年（昭和25年）には、野田町、旭村、梅郷村、七福村が合併し、野田市となりました。1966年（昭和41年）には東京理科大学野田キャンパスが開設され、1969年（昭和44年）には霊波之光本部が置かれました。

その後、1983年（昭和58年）に山崎貝塚町、1999年（平成元年）に山崎梅の台、2002年（平成14年）にみずきがそれぞれ分離し、2015年（平成27年）には山崎新町が分離しました。

世帯数と人口

2017年（平成29年）11月1日現在の情報では、世帯数と人口が記録されていますが、具体的な数値は省略します。

学区

山崎地区の小・中学校の学区は、市立小・中学校の規定に基づきます。

交通

鉄道
東武鉄道野田線：梅郷駅

バス
茨城急行自動車：梅郷駅 - 野田梅郷住宅
まめバス（野田市コミュニティバス）
南ルート：老人福祉センター（循環）
新南ルート：消防南分署前 - 大利根温泉

道路
国道16号
千葉県道5号松戸野田線

施設

野田市南出張所
野田市南部梅郷公民館
野田市立島会館（隣保館）
東京理科大学野田キャンパス
野田市立山崎小学校
野田市立南部小学校

関連項目

山崎 (曖昧さ回避)

外部リンク

* 山崎宿 - 千葉国道事務所

もう一度検索