恋女房

概要

「恋女房」は、美空ひばりが1981年1月1日にリリースしたシングルです。このシングルは、1980年4月25日に発売されたアルバム「おまえに惚れた」に収録されていた2曲をシングルカットしたもので、彼女の芸能生活35周年を記念して発売されました。同年6月25日には、日本武道館でのリサイタルでも披露され、ファンに大きな感動を与えました。

A面曲の「恋女房」は、1980年の「おまえに惚れた」、1981年の「人恋酒」と並ぶ、たかたかし作詞、徳久広司作曲のコンビによる作品です。この曲まで、ディレクターはコロムビア邦楽企画室の森啓氏が担当していました。1967年の「真赤な太陽」から同時録音での制作が続いていましたが、本作で一旦区切りとなり、その後はカラオケ技術の進歩に伴い、1987年の「好きなのさ」まではカラオケ録音に切り替わりました。また、1981年3月6日に行われた35周年祝賀会では、母・喜美枝が見守る中でこの曲を披露し、その模様はフジテレビの「スター千一夜」で放映されました。

B面曲の「昭和ひとり旅」は、後にコンサートなどで歌われる機会が増え、1986年に大阪・梅田コマ劇場と東京・新宿コマ劇場で開催された芸能生活40周年記念公演「'86歌声はひばりと共に」でも披露されました。

収録曲

1. 恋女房
作詞: たかたかし、作曲: 徳久広司、編曲: 伊藤雪彦
2. 昭和ひとり旅
作詞: 麻生香太郎、作曲: 杉本真人、編曲: 高田弘

アルバム「おまえに惚れた」収録曲 (1980年4月25日発売)

おまえに惚れた
恋女房
歩いてゆこうね二人して
あなたに逢って
昭和ひとり旅
みれん酒
みちづれ（牧村三枝子のカバー）
ゆきずり（細川たかしのカバー）
夢追い酒（渥美二郎のカバー）
ひとり（渡哲也のカバー）
すきま風（杉良太郎のカバー）
北国の春（千昌夫のカバー）

アルバム「裏町酒場」収録曲 (1982年7月21日発売)

裏町酒場
人恋酒
おまえに惚れた
恋女房
おんなの涙
時雨の宿
哀愁の高山（竜鉄也のカバー）
人生かくれんぼ（五木ひろしのカバー）
大阪しぐれ（都はるみのカバー）
夫婦舟（三笠優子のカバー）
ふたり酒（川中美幸のカバー）
奥飛騨慕情（竜鉄也のカバー）

関連事項

* 1981年の音楽

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