日曜映画劇場

日曜映画劇場

『日曜映画劇場』は、かつて日本の主要テレビ局であるフジテレビと日本テレビで放送されていた映画番組です。それぞれの局で異なる時代に放送され、特徴も異なっていました。以下に、それぞれの詳細を解説します。

フジテレビ版

フジテレビ版『日曜映画劇場』は、1967年10月1日から1968年9月29日までと、1969年2月2日から同年3月30日までの2期にわたってフジテレビ系列局で放送されました。放送された作品はすべて日本映画で、当時の人気スターである勝新太郎、八代目市川雷蔵（大映）、二代目大川橋蔵、市川右太衛門（東映）、石原裕次郎、吉永小百合（日活）らの主演作品が中心でした。

放送時間

第1期
1967年10月1日 - 1968年3月31日：日曜 19:30 - 20:56
1968年4月7日 - 1968年9月29日：日曜 20:00 - 21:26
第2期
1969年2月2日 - 1969年3月30日：日曜 19:30 - 20:56

放送作品一覧（第1期）

世界大戦争
美女と液体人間
サザエさんの青春
江戸っ子肌
鉄火場の風
サザエさんの婚約旅行
上を向いて歩こう
若き日の次郎長 東海の顔役
雪之丞変化（勝新太郎版）
若君千両傘
鶯城の花嫁
海賊八幡船
水戸黄門（中村錦之助版）
旗本退屈男 謎の暗殺隊
座頭市物語
続・座頭市物語
天保水滸伝
青い山脈（吉永小百合版）
花と竜
忍びの者
続・忍びの者
社長道中記
赤い蕾と白い花
新・座頭市物語
眠狂四郎殺法帖
座頭市兇状旅
雨の中に消えて
東海一の若親分
半七捕物帖 三つの謎
あした晴れるか
キューポラのある街
続・社長道中記
世界を賭ける恋
第三の影武者
殿さま弥次喜多 捕物道中
旗本退屈男 謎の大文字
独眼竜政宗
男なら夢を見ろ
ロマンス娘
旗本退屈男 謎の七色御殿
独立愚連隊
独立愚連隊西へ
紫頭巾
京洛五人男
明日は明日の風が吹く
山田長政 王者の剣
雪之丞変化（長谷川一夫版）
闘牛に賭ける男
座頭市千両首
素浪人百万石
右京之介巡察記

放送作品一覧（第2期）

座頭市喧嘩旅
紫右京之介 逆一文字斬り
座頭市あばれ旅
喧嘩道中
緋ざくら大名
新・忍びの者
大江戸の侠児
忍びの者 霧隠才蔵

日本テレビ版

日本テレビ版『日曜映画劇場』は、1968年5月5日から日本テレビと読売テレビで放送を開始し、1970年代からは札幌テレビと福岡放送でも放送されました。いずれの局でも1992年9月13日まで放送されていました。こちらも放送作品は主に日本映画で、トリミング版放送時には「この映画は、劇場用映画をテレビ放送に直したものです」というテロップが表示されていました。

放送期間

1968年5月5日 - 1969年3月：日曜 15:45 - 17:10
1971年4月 - 1974年3月：日曜 15:30 - 17:00
1974年4月 - 1982年3月21日：日曜 15:45 - 17:10
1982年4月4日 - 1992年9月13日：日曜 15:30 - 17:00

1970年代までは東宝の怪獣映画が多く放送されましたが、1980年代からは東宝のコメディ映画がメインとなりました。

日本テレビ・札幌テレビ（関東ローカルおよび北海道ローカル）の場合、番組オープニングテーマは、レイモン・ルフェーブル「Comme J'ai Toujours Envie D'Aimer（邦題『恋に祈りを』）」が使用されていました。

また、1971年以降は、直前の『（キリン）日曜スペシャル』を休止して繰り上げ放送される日もありました。1978年以降は、大型特別番組『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の編成時には休止されました。

まとめ

『日曜映画劇場』は、フジテレビと日本テレビでそれぞれ特色のある日本映画を放送し、多くの視聴者に親しまれた映画番組でした。各局の放送作品や時間帯を振り返ることで、当時の映画文化やテレビ番組の編成を知ることができます。

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