日本オーケストラ連盟

公益社団法人 日本オーケストラ連盟について

公益社団法人日本オーケストラ連盟は、日本国内に拠点を置くプロフェッショナルオーケストラ40団体（正会員27、準会員13）が加盟する組織です。この連盟は、日本の交響楽の振興と普及を通じて、文化の発展に寄与することを使命としています。

事業内容

連盟は、その目的を達成するために、以下の事業を積極的に展開しています。

交響楽に関する調査研究及び資料、情報の収集: 交響楽に関する幅広い知識と情報を収集し、その発展に貢献するための研究活動を行います。
交響楽振興のための公演及び講習会などの開催: オーケストラの公演だけでなく、音楽文化の普及を目的とした講習会やイベントを企画・開催しています。
青少年に対する交響楽の普及: 若い世代への音楽教育を重視し、子供たちが音楽に親しむための様々なプログラムを提供しています。
交響楽に関する国際交流: 国際的な音楽団体との連携を通じて、文化交流を促進し、日本のオーケストラの国際的な地位向上を目指します。
その他、目的を達成するために必要な事業: 上記以外にも、連盟の目的達成に必要な事業を柔軟に展開しています。

特に、3月31日を「オーケストラの日」と定め、加盟楽団が各地で一斉にコンサートを開催するイベントは、多くの音楽ファンに親しまれています。また、文化庁主催の「アジア オーケストラ ウィーク」の制作にも携わるなど、日本のオーケストラ文化を牽引する役割を担っています。

沿革

連盟の歴史は、1964年に東京で結成された「東京オーケストラクラブ」に遡ります。その後、「日本交響楽団連絡会議」への改組を経て、1972年には地方のオーケストラが「地方交響楽団連盟」を設立。東京と地方の団体が交流を深め、1989年に「全日本オーケストラ連盟」の結成を決定しました。1990年に任意団体として「日本オーケストラ連盟」が発足、1995年には社団法人化、そして2012年に公益社団法人へと移行しました。このような歴史的背景から、連盟内には「首都圏オーケストラ連絡会」と「地方オーケストラ連絡会」が存在し、それぞれが独立して、または合同で会議を行っています。

加盟団体

日本オーケストラ連盟には、以下のオーケストラが加盟しています。

正会員

札幌交響楽団
仙台フィルハーモニー管弦楽団
山形交響楽団
群馬交響楽団
NHK交響楽団
新日本フィルハーモニー交響楽団
東京交響楽団
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
東京都交響楽団
東京フィルハーモニー交響楽団
日本フィルハーモニー交響楽団
パシフィックフィルハーモニア東京
読売日本交響楽団
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
富士山静岡交響楽団
オーケストラ・アンサンブル金沢
セントラル愛知交響楽団
名古屋フィルハーモニー交響楽団
中部フィルハーモニー交響楽団
京都市交響楽団
大阪交響楽団
大阪フィルハーモニー交響楽団
関西フィルハーモニー管弦楽団
日本センチュリー交響楽団
兵庫芸術文化センター管弦楽団
広島交響楽団
九州交響楽団

準会員

千葉交響楽団
藝大フィルハーモニア管弦楽団
東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団
愛知室内オーケストラ
京都フィルハーモニー室内合奏団
アマービレフィルハーモニー管弦楽団
ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
テレマン室内オーケストラ
神戸市室内管弦楽団
奈良フィルハーモニー管弦楽団
岡山フィルハーモニック管弦楽団
瀬戸フィルハーモニー交響楽団
長崎OMURA室内合奏団

会員資格

正会員となるためには、法人格を有する非営利団体に所属するプロフェッショナルオーケストラであること、固定給与を支給していること、定期会員制を採用し年間10回以上の自主公演を行っていることなど、厳しい条件を満たす必要があります。また、準会員に関しても、一定の演奏実績や組織体制が求められます。これらの条件は、連盟の質を維持し、日本のオーケストラ文化の発展に貢献するためのものです。

活動実績

連盟は、正会員と準会員の活動実績を継続的に記録しています。2019年度から2021年度の公演数は、新型コロナウイルス感染症の影響による中止公演を除外して集計されています。このデータからも、連盟が日本のオーケストラ活動において重要な役割を果たしていることがわかります。

関連情報

詳細な情報については、以下の公式サイトをご覧ください。

公益社団法人 日本オーケストラ連盟 公式ウェブサイト

日本オーケストラ連盟は、日本のオーケストラ界を代表する団体として、その発展と普及に尽力しています。

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