武昌駅

武昌駅：歴史と交通の要衝

武昌駅は、中国湖北省武漢市武昌区に位置する中国国鉄の主要な駅です。武漢鉄路局が管轄し、京広線、武九線、漢丹線の3路線が乗り入れる、旅客輸送において非常に重要な拠点となっています。

駅の概要

駅は地上駅で、単式ホーム1面と島式ホーム4面、合計12本の線路を有しています。駅舎は東西に分かれており、西側が主要な駅舎として機能しています。この駅は、その重要性から特等駅に指定されており、毎日約180本の旅客列車が発着しています。

所属路線

京広線: 北京駅から1231km地点、広州駅まで1069km。
武九線: 武昌駅を起点とし、武昌南駅（操車場）を経由して廬山駅まで277km。
漢丹線: 漢西駅まで京広線と共用、丹江駅まで437km。

歴史

武昌駅の歴史は、1916年に通湘門駅として建設が開始されたことに始まります。以下に、その主な変遷をまとめます。

1916年1月: 通湘門駅として建設開始。
1916年6月: 駅舎竣工。
1917年3月: 粤漢線の武昌〜蒲圻間の開通に伴い営業開始。
1936年9月: 武漢市内に新駅着工。
1936年12月: 新駅竣工。
1937年1月1日: 新駅が武昌総駅（武昌總站）として開業、通湘門駅は廃止。当時は賓陽門駅とも呼ばれ、7本の線路と3面のホームがありました。
1950年8月1日: 武昌南駅に改名。
1957年10月: 武漢長江大橋の開通に伴い、新駅（武昌新站）が建設され、武昌旅客駅とも呼ばれました。
1968〜69年: 駅西側に大型待合室を設置。
1969年4月30日: 新駅舎完成式典開催。
1969年5月1日: 新駅舎の供用開始。
1969年9月16日: 一等駅に昇格。
1972年: 3番目のホーム東側に着発線を増設。
1975年7月1日: 新余家湾駅が武昌南駅に改名されるのに伴い、現在の武昌駅へ改名。
1981〜82年: 第二次拡張工事で、着発線が11本に増加。
1982〜83年: 4本目のホームを増設、地下通路を延長、既存ホームに鉄筋コンクリート製のホーム上屋を設置、優等待合室を拡張。
2002年末: 特等駅に昇格。
2006年6月: 拡張改良工事着工。
2007年12月19日: 新駅舎の一部供用開始。
2008年1月20日: 総工費17億9000万元をかけた拡張改良工事が完了し、新駅舎全体が供用開始。
2013年12月28日: 武漢地下鉄4号線の武昌火車站駅が開業。

隣接駅

京広線: 漢口駅 - 漢西駅 - 漢陽駅 - 武昌駅 - 余家湾駅
武九線: 武昌駅 - 沙湖駅
漢丹線: 武昌駅 - 漢陽駅 - 漢西駅 - 新墩駅

関連施設

漢口駅：武漢市内の別の主要駅。
武漢駅：武漢市内の別の主要駅。

外部リンク

武昌駅（簡体字中国語） (出典はダミーのため、実際にはリンク切れの可能性あり)

武昌駅は、その長い歴史の中で数々の変遷を経て、今日の姿に至っています。中国の鉄道網において重要な役割を担い、多くの人々の移動を支える、まさに交通の要衝と言えるでしょう。

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