水野達夫

水野達夫について

水野達夫（みずの たつお）は、日本の外交官であり、特にネパールとの外交関係において重要な役割を果たした人物です。大阪府大阪市阿倍野区で生まれ、大阪府立天王寺高等学校を経て、東京大学文学部社会学科を卒業しました。大学在学中に外務公務員採用上級試験に合格し、1973年に外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

外務省入省後、水野氏は数々の重要なポストを歴任しました。

1992年：在フランス日本国大使館参事官として、フランスとの外交関係に携わりました。
1995年：外務省領事移住部邦人保護課長に就任し、海外在住の日本人保護に尽力しました。
1998年：駐アイルランド公使として、アイルランドとの外交関係を深めました。
2000年：オークランド総領事として、ニュージーランドとの関係を築きました。
2003年：神戸大学大学院国際協力研究科教授に転じ、後進の育成に努めました。

駐ネパール特命全権大使

水野氏のキャリアにおいて最も重要な時期の一つは、2007年10月に駐ネパール特命全権大使に任命されたことです。ネパールと日本の友好関係を強化するために尽力し、2011年11月8日に退任するまで、その職務を全うしました。

退官後の活動

退官後も、水野氏は日本とネパールの友好関係を促進するための活動を続けています。

日本ネパール友好議連最高顧問として、両国間の議員交流をサポートしています。
ネパール政府ルンビニ親善大使として、ルンビニの開発と振興に貢献しています。
特定非営利活動法人安らぎ呼吸プロジェクト理事として、心の健康を促進する活動に携わっています。

受章

2022年4月、長年の外交における功績が認められ、瑞宝中綬章を受章しました。

同期入省者

水野氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような著名な外交官がいます。

河野雅治（元駐イタリア大使、元駐ロシア大使、元外務審議官）
塩尻孝二郎（元EU大使、元駐インドネシア大使）
天野万利（元OECD事務次長）
塩崎修（元駐ホンジュラス大使）
坂場三男（元駐ベトナム大使、元外務報道官）
伊藤哲雄（元駐ハンガリー大使、元駐カザフスタン大使）
加来至誠（元駐ホンジュラス大使、元駐エルサルバドル大使）
杉本信行（元上海総領事）
鈴木一泉（元駐コロンビア大使）
並木芳治（元駐コスタリカ大使）
中村滋（元駐マレーシア大使、元駐サウジアラビア大使）
岩谷滋雄（元駐オーストリア大使、元駐ケニア大使）
鹿取克章（元駐インドネシア大使、元駐イスラエル大使）
黒田義久（元駐ウズベキスタン大使）
塩口哲朗（元駐ベネズエラ大使、元駐ヨルダン大使）
堀江正彦（元駐マレーシア大使、元駐カタール大使）
神谷武（元駐パラグアイ大使、元駐アルジェリア大使）
岡田眞樹（元駐タンザニア大使）
小林正雄（元駐ガボン大使）
佐藤博史（元駐キューバ大使）
川原英一（元駐グアテマラ大使）
吉田潤（元駐モーリタニア大使）


水野達夫氏は、長年にわたり日本の外交に貢献し、特にネパールとの友好関係の発展に尽力した人物として、高く評価されています。

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