坂場三男

坂場三男について

坂場三男（さかば みつお）は、1949年7月7日生まれの日本の外交官です。茨城県ひたちなか市出身で、1973年に横浜市立大学文理学部を卒業後、外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

外務省入省後、フランスに2年間留学し、その後はフランス、ベルギー、インド、エジプトなど、各国の日本大使館で勤務しました。シカゴ総領事を経て、2006年7月には外務省報道官に就任し、中南米局長からの異動となりました。2008年にはベトナム大使に転出し、その後、2010年には特命全権大使（イラク復興支援等調整担当兼気候変動枠組条約第16回締約国会議担当）に任命され、2012年には駐ベルギー特命全権大使に就任しました。

退官後の活動

外務省退官後は、母校である横浜市立大学の特別契約教授を務める傍ら、2015年5月には株式会社乃村工藝社の取締役、同年6月には日本航空電子工業株式会社の取締役に就任するなど、多方面で活躍しています。また、2017年1月からは法務省公安審査委員会の委員も務めています。

国会での指摘

2006年の国会審議では、当時の外務省大臣官房審議官（総括担当）であった坂場氏が、田中眞紀子外務大臣の信用失墜を目的とした文書を議員に配布していたと指摘されました。この文書には、外務省によって秘密指定されていた公電や報告書などの内容が含まれており、当時の外務省官房長である飯村豊氏の指示によるものだとされています。

受章

2024年には、長年の功績が認められ、瑞宝重光章を受章しました。

同期入省者

坂場氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような方がいます。

河野雅治（元駐伊大使、元駐露大使、元外務[[審議官]]、元総合外交政策局長）
塩尻孝二郎（元EU大使、元駐インドネシア大使、元外務省大臣官房長）
塩崎修（元駐ホンジュラス大使）
伊藤哲雄（元駐ハンガリー大使、元駐カザフスタン大使）
加来至誠（元駐ホンジュラス大使、元駐エルサルバドル大使）
野川保晶（元駐ニュージーランド大使、元駐ミャンマー大使）
杉本信行（元上海総領事）
鈴木一泉（元駐コロンビア大使）
並木芳治（元駐コスタリカ大使）
中村滋（元駐マレーシア大使、元駐サウジアラビア大使、元国際情報統括官）
岩谷滋雄（元駐オーストリア大使、元駐ケニア大使）
鹿取克章（元駐インドネシア大使、元駐イスラエル大使）
黒田義久（元駐ウズベキスタン大使）
塩口哲朗（元駐ベネズエラ大使、元駐ヨルダン大使、元国際協力銀行理事、元駐コートジボワール大使）
水野達夫（元駐ネパール大使）
堀江正彦（元駐マレーシア大使、元駐カタール大使）
神谷武（元駐パラグアイ大使、元駐アルジェリア大使）
岡田眞樹（元駐タンザニア大使、元農畜産業振興機構理事）
小林正雄（元駐ガボン大使、元官房調査官）
佐藤博史（元駐キューバ大使）
川原英一（元駐グアテマラ大使）
吉田潤（元駐モーリタニア大使）

外部リンク

早朝の喧噪の中で日越関係の将来を考える - 2018年12月
東アジアにおける「日越・戦略的パートナーシップ」の意義 - 2010年11月10日

もう一度検索