塩尻孝二郎

塩尻孝二郎について

塩尻孝二郎（しおじり こうじろう）は、1949年11月23日生まれの日本の外交官です。外務省で要職を歴任し、インドネシア駐箚特命全権大使、欧州連合（EU）代表部大使などを務めました。

経歴

京都府出身の塩尻氏は、慶應義塾大学経済学部を卒業後、1973年に外務省に入省しました。1992年には経済局国際経済第一課長に就任し、その後も大臣官房在外公館課長、在大韓民国日本国大使館参事官・公使などを歴任しました。

1998年には大臣官房総務課長、2000年には大臣官房外務参事官（経済局担当）に就任。2001年には大臣官房審議官（経済局担当）となりますが、外務省機密費流用事件に関連して懲戒減給処分を受けました。その後、大臣官房審議官（欧州局担当）、大臣官房審議官（外務省改革推進本部事務局長）を経て、2003年には在アメリカ合衆国日本国大使館公使に就任しました。

2005年には大臣官房長に昇進。2008年にはインドネシア駐箚特命全権大使として赴任し、2011年には欧州連合（ＥＵ）代表部大使に任命され、2014年まで務めました。退官後は、ANAホールディングス株式会社の常勤顧問やベルギー日本人会名誉顧問、公益財団法人岡崎嘉平太国際奨学財団評議員などを務め、2024年には瑞宝重光章を受章しています。

人物

塩尻氏は、経済、アジア、欧州といった分野において豊富な経験と知識を持つ外交官として知られています。外務省でのキャリアを通じて、国際経済、多国間外交、在外公館運営など幅広い分野で活躍しました。EU代表部大使時代には、日本とEUの関係強化に尽力したと評価されています。

同期

塩尻氏と同期には、以下のような外交官がいます。

神谷武（11年駐パラグアイ大使・08年駐アルジェリア大使）
河野雅治（11年駐伊大使・09年駐露大使・07年外務審議官・05年総合外交政策局長）
天野万利（07年OECD事務次長）
塩崎修（08年駐ホンジュラス大使）
坂場三男（08年ベトナム大使・06年外務報道官・中南米局長）
加来至誠（駐エルサルバドル大使）
杉本信行（01年上海総領事）
鈴木一泉（10年駐コロンビア大使）
中村滋（06年駐サウジアラビア大使・04国際情報統括官）
岩谷滋雄（10年駐オーストリア大使）
鹿取克章（06年駐イスラエル大使・05年外務報道官・04領事局長）
黒田義久（10年駐ウズベキスタン大使）
並木芳治（10年駐コスタリカ大使）
塩口哲朗（11年ベネズエラ大使・08年駐ヨルダン大使・06年国際協力銀行理事・04年駐コートジボワール大使）
水野達夫（07年駐ネパール大使）
堀江正彦（07年マレーシア大使・04年カタール大使）
野川保晶（12年ニュージーランド大使）
岡田眞樹（11年タンザニア大使・09年農畜産業振興機構理事）
小林正雄（11年ガボン大使・10年官房調査官）
川原英一（13年グアテマラ大使）
* 吉田潤（13年駐モーリタニア大使）

これらの同期の外交官たちも、国際社会で重要な役割を果たしています。

まとめ

塩尻孝二郎氏は、長年にわたり日本の外交に貢献してきた人物です。その豊富な経験と知識は、今後の日本の外交にも大きな影響を与えるでしょう。

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