黒田義久

黒田義久

黒田義久（くろだ よしひさ）氏は、1948年7月1日に生まれた日本の外交官です。兵庫県姫路市出身で、姫路市立砥堀小学校などを経て、1973年に京都大学法学部を卒業後、外務省に入省しました。1974年7月から1977年6月までロシア語研修を受け、その後、外交官として様々な要職を歴任しました。

経歴

黒田氏は、ウラジオストク総領事、ユジノサハリンスク総領事、欧州連合日本政府代表部公使、レバノン駐箚特命全権大使などを務めました。2009年からは独立行政法人航海訓練所の監事に就任し、2010年からはウズベキスタン駐箚特命全権大使、さらにタジキスタン兼箚特命全権大使として活躍しました。これらの要職を歴任した経験から、国際情勢に対する深い知識と洞察力を持っていると考えられます。

人物像

黒田氏は、国際関係や外交の分野で豊富な経験を持つ人物です。冷静で判断力に優れており、困難な状況でも的確な対応ができると評価されています。また、語学力にも長けており、ロシア語研修の経験からロシア語に堪能であるだけでなく、様々な国の文化や歴史にも深い理解を持っていると考えられます。家族は妻と娘がいます。

同期入省者

黒田氏と同時期に外務省に入省した人物には、以下のような外交官がいます。

河野雅治（元駐伊大使、元駐露大使、元外務審議官、元総合外交政策局長）
塩尻孝二郎（元EU大使、元駐インドネシア大使、元外務省大臣官房長）
天野万利（元OECD事務次長）
塩崎修（元駐ホンジュラス大使）
坂場三男（元駐ベトナム大使、元外務報道官、元中南米局長）
伊藤哲雄（元駐ハンガリー大使、元駐カザフスタン大使）
加来至誠（元駐ホンジュラス大使、元駐エルサルバドル大使）
杉本信行（元上海総領事）
鈴木一泉（元駐コロンビア大使）
並木芳治（元駐コスタリカ大使）
中村滋（元駐マレーシア大使、元駐サウジアラビア大使、元国際情報統括官）
岩谷滋雄（元駐オーストリア大使、元駐ケニア大使）
鹿取克章（元駐インドネシア大使、元駐イスラエル大使）
塩口哲朗（元駐ベネズエラ大使、元駐ヨルダン大使、元国際協力銀行理事、元駐コートジボワール大使）
水野達夫（元駐ネパール大使）
堀江正彦（元駐マレーシア大使、元駐カタール大使）
神谷武（元駐パラグアイ大使、元駐アルジェリア大使）
岡田眞樹（元駐タンザニア大使、元農畜産業振興機構理事）
小林正雄（元駐ガボン大使、元官房調査官）
佐藤博史（元駐キューバ大使）
川原英一（元駐グアテマラ大使）
吉田潤（元駐モーリタニア大使）

これらの同期入省者も、各分野で重要な役割を担い、日本の外交に貢献してきました。黒田氏を含め、彼らの存在は、日本の外交における人材の層の厚さを示していると言えるでしょう。

著作

黒田氏は、自身の経験をもとにした著作も発表しています。

* 「総領事館ほっとライン(3)ユジノサハリンスク 日本に一番近い外国は「ロシア」」世界週報. 84(31) (通号 4110) [2003.8.19・26]

この著作では、ユジノサハリンスクでの総領事としての経験や、ロシアという国に対する考察が述べられています。この著作は、外交官としての黒田氏の視点や、国際社会に対する理解を深める上で貴重な資料となるでしょう。

黒田義久氏は、長年にわたり日本の外交に貢献してきた人物であり、その経験と知識は、今後の国際社会においても重要な役割を果たすことが期待されます。

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