海部篤

海部篤（かいふ あつし）

日本の外交官。岐阜県出身。1988年に外務省に入省後、北東アジア課課長補佐、北米局安全保障条約課首席事務官、総合外交政策局総務課外交政策調整官などを歴任しました。その後、欧州局中・東欧課長、国際法局経済条約課長、内閣官房内閣参事官などを務め、在アメリカ合衆国日本国大使館公使、在ドイツ日本国大使館公使も経験しました。

2019年には、外務省大臣官房参事官兼即位の礼準備事務局長に就任し、同年には外務省大臣官房審議官兼即位の礼準備事務局長、外務副報道官を歴任。2020年には儀典長に就任、2021年には外務省軍縮不拡散・科学部長を務めました。

2023年には在ウィーン国際機関日本政府代表部特命全権大使に就任し、国際的な舞台で活躍しています。2024年には包括的核実験禁止条約機関準備委員会議長に就任し、核軍縮・不拡散分野でのリーダーシップを発揮しています。

人物・経歴

1984年：愛知県立一宮西高等学校卒業
1988年：一橋大学法学部卒業、外務省入省
外務省アジア局北東アジア課課長補佐
外務省北米局安全保障条約課首席事務官
外務省総合外交政策局総務課外交政策調整官
外務省欧州局中・東欧課長
外務省国際法局経済条約課長兼法務省司法試験考査委員
内閣官房内閣参事官（内閣官房副長官補付兼内閣総務官室、国家戦略室室員）
在アメリカ合衆国日本国大使館公使
2016年：在ドイツ日本国大使館公使
2019年：外務省大臣官房参事官兼即位の礼準備事務局長
2019年：外務省大臣官房審議官兼即位の礼準備事務局長
2019年：外務副報道官
2020年：儀典長
2021年：外務省軍縮不拡散・科学部長
2023年：在ウィーン国際機関日本政府代表部特命全権大使
2024年：包括的核実験禁止条約機関準備委員会議長

同期

海部篤氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような方がいます。

達増拓也（岩手県知事）
青木豊（アルメニア大使）
岩﨑一郎（一橋大学経済研究所教授）
一方井克哉（ニジェール兼轄、コートジボワール大使（トーゴ兼轄））
内川昭彦（モントリオール総領事）
宇山秀樹（デンマーク大使・欧州局長）
岡田健一（香港総領事）
小野啓一（外務[[審議官]]（経済担当）・外務省経済局長・地球規模課題[[審議官]]）
小野日子（ハンガリー大使・外務報道官・外務省経済局長・内閣広報官）
赤松武（国際民間航空機関代表部大使）
小泉勉（ラオス大使、中華人民共和国大使館特命全権公使、外務省研修所長）
小林賢一（特命全権大使（国際貿易・経済担当）・ラオス大使）
佐々山拓也（ウガンダ大使・トロント総領事）
鈴木光太郎（ボストン総領事・イラク大使）
髙杉優弘（コロンビア大使）
堤尚広（特命全権大使（人権担当兼国際平和貢献担当）・南スーダン大使）
林禎二（ブラジル大使・中南米局長）
平野隆一（在ロシア大使館 公使・内閣官房国際テロ情報集約室次長・ユジノサハリンスク総領事）
船越健裕（外務[[審議官]]・アジア大洋州局長）
松本太（イラク大使・ニューヨーク領事）
柳淳（シカゴ総領事・内閣審議官兼内閣情報調査室次長兼国際テロ情報集約室次長、在オーストリア大使館 公使）

親族関係

海部篤氏は、第76・77代内閣総理大臣を務めた海部俊樹の甥にあたります。

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