髙杉優弘

髙杉優弘（たかすぎ まさひろ）

プロフィール

髙杉優弘氏は、1964年12月14日生まれの日本の外交官です。神奈川県川崎市出身で、聖光学院高等学校を経て、一橋大学法学部を卒業しました。1988年に外務省に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

外務省入省後の経歴

外務省入省後、髙杉氏は中南米局を中心に、様々な部署で要職を歴任しました。初期には在スペイン日本国大使館で外交官補を務め、その後、中南米局中南米第一課課長補佐、大臣官房総務課課長補佐などを歴任しました。また、経済協力局開発協力課首席事務官や、在ペルー日本国大使館一等書記官として、国際協力や開発援助の分野でも経験を積みました。

2000年代に入ると、大臣官房在外公館課首席事務官、総合外交政策局総務課首席事務官、同局の外交政策調整官、主任外交政策調整官などを務めました。2008年には中南米局南米課長に就任し、中南米地域との外交関係強化に貢献しました。その後、在ブラジル日本国大使館参事官、国際協力局政策課長、財務省大臣官房参事官（国際局開発金融担当）などを歴任し、幅広い分野でその手腕を発揮しました。

国際協力機構での勤務

2017年1月からは国際協力機構（JICA）に出向し、総務部長を務めました。JICAでは、日本の国際協力政策の実施に携わり、開発途上国への支援に貢献しました。

大使としての活躍

2019年8月には、大臣官房審議官（地球規模課題担当）兼国際協力局／NGO担当大使に就任し、地球規模の課題解決に向けた外交活動に尽力しました。その後、2020年7月には大臣官房審議官（地球規模課題担当）兼国際協力局兼アジア大洋州局南部アジア部／NGO担当大使となり、より広範な地域での外交活動を展開しました。2021年3月には、内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付）兼内閣官房気候変動対策推進室次長に併任され、気候変動問題への取り組みにも積極的に関与しました。

そして、2021年9月、髙杉氏はコロンビア国駐箚特命全権大使に任命されました。現在、コロンビアと日本の友好関係を深めるため、大使として精力的に活動しています。

同期入省者

髙杉氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような著名人がいます。

達増拓也（岩手県知事）
青木豊（アルメニア大使）
岩﨑一郎（一橋大学経済研究所教授）
一方井克哉（ニジェール兼轄、コートジボワール大使（トーゴ兼轄））
内川昭彦（モントリオール総領事）
宇山秀樹（デンマーク大使、欧州局長）
岡田健一（香港総領事）
小野啓一（外務審議官（経済担当）、外務省経済局長、地球規模課題審議官）
小野日子（ハンガリー大使、外務報道官、外務省経済局長、内閣広報官）
赤松武（国際民間航空機関代表部大使）
海部篤（ウィーン代表部大使、軍縮不拡散・科学部長、儀典長）
小泉勉（ラオス大使、中華人民共和国大使館特命全権公使、外務省研修所長）
小林賢一（特命全権大使（国際貿易・経済担当）、ラオス大使）
佐々山拓也（ウガンダ大使、トロント総領事）
鈴木光太郎（ボストン総領事、イラク大使）
堤尚広（特命全権大使（人権担当兼国際平和貢献担当）、南スーダン大使）
林禎二（ブラジル大使、中南米局長）
平野隆一（在ロシア大使館 公使、内閣官房国際テロ情報集約室次長、ユジノサハリンスク総領事）
船越健裕（外務審議官、アジア大洋州局長）
松本太（イラク大使、ニューヨーク領事）
* 柳淳（シカゴ総領事、内閣審議官兼内閣情報調査室次長兼国際テロ情報集約室次長、在オーストリア大使館 公使）




髙杉氏は、長年の外交官としての経験と、国際協力分野での知識を活かし、今後も国際社会で重要な役割を担うことが期待されています。

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