清畠駅

清畠駅（廃駅）について

清畠駅は、かつて北海道沙流郡日高町字清畠に位置していた、北海道旅客鉄道（JR北海道）日高本線の駅でした。電報略号はヨハ、事務管理コードは▲132208でした。

歴史

1924年（大正13年）9月6日：日高拓殖鉄道佐瑠太駅（後の富川駅） - 厚賀駅間延伸開通に伴い、慶能舞駅（けのまいえき）として開業しました。当時は一般駅として機能していました。
1927年（昭和2年）8月1日：日高拓殖鉄道が国有化され、国有鉄道に移管されました。これに伴い、線路名が日高線に改称され、同線の駅となりました。
1943年（昭和18年）11月1日：線路名が日高本線に改称され、同線の駅となりました。
1944年（昭和19年）4月1日：清畠駅に改称されました。
1977年（昭和52年）2月1日：貨物・荷物取扱いが廃止され、同時に無人化されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅となりました。
2015年（平成27年）1月8日：厚賀駅 - 大狩部駅間の高波被害により、列車の運行が休止されました。
2018年（平成30年）4月1日：代行バスの乗降場所が駅前ロータリーから、駅前の国道235号上に新設されたバス待合所へ移設されました。
2021年（令和3年）4月1日：鵡川駅 - 様似駅間の廃止に伴い、廃駅となりました。

駅名の由来

旧駅名の慶能舞（けのまい）は、アイヌ語の「ケノマイ（ken-oma-i）」（ヒルガオの根・ある・所〔川〕）に由来し、現在も河川名などにその名称が残っています。集落名が豊郷と改称されたため、駅名も変更されました。

駅構造

清畠駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。ホームは線路の北側（様似方面に向かって左手側）に位置し、転轍機を持たない棒線駅でした。1983年（昭和58年）4月時点では、本線の苫小牧方から分岐し構内外側への行き止りの側線を1線有していましたが、転轍機の先部分には車止めが設置されていました（1993年（平成5年）3月までに撤去）。ホーム前後の線路は転轍機の名残で湾曲していました。

静内駅が管理する無人駅であり、駅舎は構内の北側に位置し、ホームから少し離れていました。有人駅時代の駅舎は改築され、豊郷駅と同型の、大型アルミサッシを2面に配置した待合所機能だけの駅舎となっていました。豊郷駅舎とは腰壁のパネルの塗色が異なっていました。ホームは砂利敷きでした。

利用状況

乗車人員の推移は以下の通りです。

（※省略。原文にデータが羅列されているため、ここでは省略します。）

バス代行期間が存在したため、一部でバスと列車が別集計となっているほか、各年で集計期間が異なっています。

駅周辺

ホームからは太平洋のなだらかな海岸線を望むことができ、遠くに苫小牧市も見えました。

国道235号
清畠郵便局
慶能舞川
慶能舞橋
日高町立清畠小学校
道南バス「清畠駅前」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

日高本線

豊郷駅 - 清畠駅 - 厚賀駅

脚注

(※省略。原文に脚注が記載されているため、ここでは省略します。)

関連項目

日本の鉄道駅一覧

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