神田町 (薩摩川内市)

鹿児島県薩摩川内市神田町

神田町は、鹿児島県薩摩川内市の西部に位置する町です。旧川内市に属し、郵便番号は895-0052です。2020年10月1日現在の人口は187人、世帯数は94世帯となっています。町内全域で住居表示が実施されています。

地理

神田町は、薩摩川内市の西部に位置し、北に東開聞町、南に冷水町、東に西向田町、西に若松町と隣接しています。町の南部には薩摩川内市役所や北薩[[地域振興局]]などの行政施設が集中しており、薩摩川内市の中心的な役割を担っています。北端には鹿児島県道43号川内串木野線が走り、南端には隈之城川が流れています。

町名の由来

「神田町」という町名は、分割前の向田町の旧小字名に由来しています。

歴史

前史

1929年（昭和4年）に隈之城村、東水引村、平佐村が合併し川内町が発足しました。これに伴い、現在の神田町区域に薩摩郡役所跡地に川内町役場が設置されました。1940年（昭和15年）2月11日には川内町が市制を施行し川内市となり、川内町役場は川内市役所となりました。

第二次世界大戦中の1945年（昭和20年）7月30日、アメリカ軍による川内市への空襲により、川内市街地は壊滅的な被害を受け、川内市役所も焼失しました。その後、平佐西国民学校（現在の薩摩川内市立平佐西小学校）と川内国民学校（現在の薩摩川内市立川内小学校）を仮事務所として使用し、1948年（昭和23年）3月に土地の寄贈を受け西向田町へ正式に移転しました。戦後、戦災復興計画によって土地区画整理事業が行われ、現在の国道3号を中心とした都市計画道路や都市公園が整備されました。

神田町の設置以降

1965年（昭和40年）4月1日、向田町の一部地域で住居表示に関する法律に基づき街区方式による住居表示が実施されました。これに伴い、同日付で町名・地番が変更され、川内市向田町の一部が「神田町」として設置されました。

1976年（昭和51年）12月27日には、第二次世界大戦後から西向田町にあった川内市役所が老朽化したため、神田町の1,275,970平方メートルの区域に新築移転しました。

2004年（平成16年）10月12日、川内市、東郷町、入来町、祁答院町、樋脇町、下甑村、上甑村、鹿島村、里村が合併し、薩摩川内市が誕生しました。この合併協議会では、川内市の町・字は現行通りとすることが協定されたため、神田町の名称は変更されずに薩摩川内市の町となりました。川内市役所は薩摩川内市役所となりました。

町域の変遷

神田町の区域は、旧川内市の向田町の一部に由来し、住居表示の実施によって現在の形となっています。

人口

1995年以降の国勢調査による人口推移は以下の通りです。

施設

公共

• - 薩摩川内市役所（事業所郵便番号：895-8650）
• - 薩摩川内市土地開発公社
• - 鹿児島県北薩[[地域振興局]]
• - 鹿児島県原子力防災センター（オフサイトセンター）
• - 原子力規制委員会川内原子力規制事務所
• - 向田公園
• - 隈之城川公園駐車場

その他

• - だいわ本部

小・中学校の学区

神田町は薩摩川内市立小学校と中学校の学区に指定されています。

交通

道路

主要地方道

• - 鹿児島県道43号川内串木野線

脚注

参考文献

• - 川内郷土史編さん委員会『川内市史 下巻』川内市、1980年。
• - 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。

関連項目

• - 神田町 (曖昧さ回避)

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