第18普通科連隊

第18普通科連隊について



第18普通科連隊（JGSDF 18th Infantry Regiment(Mechanized)）は、北海道札幌市南区の真駒内駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第11旅団隷下の普通科連隊です。連隊長は1等陸佐が務め、連隊本部、本部管理中隊、そして3個の普通科中隊で構成されています。

概要


1954年（昭和29年）8月、陸上自衛隊の18番目の普通科連隊として編成されました。その後、部隊の改編を経て、本連隊の普通科大隊を母体として、第24普通科連隊、第29普通科連隊、そして第52普通科連隊の一部が編成されています。2008年（平成20年）3月には、第11師団の旅団化に伴い、軽普通科連隊へと改編されました。

警備隊区は、石狩振興局管内の札幌市、後志総合振興局管内の岩宇地域、そして羊蹄山麓と広範囲に及びます。

沿革


- 8月25日：第18普通科連隊本部および本部中隊が千歳駐屯地（現在の北千歳駐屯地）にて編成完結。
- 8月29日：第1普通科連隊第3大隊が福島駐屯地から千歳駐屯地に移駐し、第18普通科連隊に編入。
- 9月25日：第1大隊が真駒内駐屯地にて編成完結。
- 10月30日：千歳駐屯地から真駒内駐屯地に移駐。
  • - 1955年（昭和30年）9月10日：第2大隊が真駒内駐屯地から倶知安駐屯地に移駐。
  • - 1956年（昭和31年）1月25日：第7混成団の新編に伴い、同団隷下に編入。第4大隊および特車中隊が編成完結。
  • - 1961年（昭和36年）2月28日：
- 第4大隊を除き、第5管区隊隷下へ異動。
- 第4大隊は、真駒内駐屯地において第24普通科連隊に改編、第7混成団隷下に編入。
  • - 1962年（昭和37年）1月18日：第11師団編成に伴う改編。
- 連隊本部、本部管理中隊、4個普通科中隊および重迫撃砲中隊の編成に改編され、第11師団隷下に編入。
- 第2大隊（倶知安駐屯地）を母体に第29普通科連隊が編成完結、第11師団隷下に編入。
  • - 1989年（平成元年）3月24日：師団改編により、自動車化。
  • - 1992年（平成4年）：装甲車化連隊に改編。
  • - 2004年（平成16年）：全中隊に96式装輪装甲車を配備。
  • - 2008年（平成20年）：第11師団の旅団化に伴う改編。
- 3月25日：第4普通科中隊および重迫撃砲中隊を廃止。
- 3月26日：連隊本部、本部管理中隊、3個普通科中隊編成の軽普通科連隊に改編。後方支援体制変換に伴い、整備部門を第11後方支援隊第2整備中隊第2普通科直接支援小隊へ移管。

警備隊区


第18普通科連隊は、以下の地域を警備隊区としています。


羊蹄山麓7町村は、北部方面対舟艇対戦車隊と共同の警備隊区となっています。

部隊編成



主要装備


第18普通科連隊は、以下の様な装備を保有しています。


過去には、64式7.62mm小銃、62式7.62mm機関銃、107mm迫撃砲、64式81mm迫撃砲なども装備していました。

関連部隊



出典


  • - 防衛省人事発令
  • - DVD「精鋭たちの群像」(HAJIMEVISION)

外部リンク


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