第40普通科連隊

第40普通科連隊

第40普通科連隊は、陸上自衛隊の第4師団に所属する普通科連隊です。福岡県北九州市小倉南区の小倉駐屯地に拠点を置き、地域の防衛と災害派遣を担っています。

編成

連隊長は1等陸佐が務め、連隊本部のほか、本部管理中隊、4個の普通科中隊、そして重迫撃砲中隊で構成されています。

連隊本部：連隊の指揮・統制を司る中枢部。
本部管理中隊：連隊の運営をサポートし、情報、通信、施設作業、補給、衛生などの機能を持つ。
普通科中隊：4個中隊があり、それぞれが特定の地域を担当し、歩兵戦闘を主とする。
重迫撃砲中隊：120mm迫撃砲を装備し、火力支援を行う。

沿革

第40普通科連隊は、1962年（昭和37年）8月15日に、第19普通科連隊第2大隊を基幹として、小倉駐屯地で編成されました。

編成以前

1956年（昭和31年）1月25日：第19普通科連隊が編成完結。

編成後

1977年（昭和52年）3月25日：北九州市平尾台での山火事に対し、福岡県知事の要請により212名が出動し、災害派遣活動を実施。
1990年（平成2年）3月26日：師団の近代化改編に伴い、自動車化。
2003年（平成15年）3月27日：第4師団の「沿岸配備型師団」への改編に伴い、軽装甲機動車と01式軽対戦車誘導弾が配備されました。また、後方支援体制の変更により、整備部門が第4後方支援連隊に移管。
2013年（平成25年）3月26日：整備支援部隊が改編され、第2普通科直接支援中隊となりました。

警備隊区

福岡県内の以下の地域が警備隊区となっています。

北九州市
中間市
行橋市
豊前市
遠賀郡
京都郡
築上郡

各中隊の担当地域は以下の通りです。

第1普通科中隊：行橋市、京都郡（苅田町、みやこ町）
第2普通科中隊：北九州市若松区、中間市、遠賀郡（遠賀町、芦屋町、水巻町、岡垣町）
第3普通科中隊：豊前市、築上郡（築上町、上毛町、吉富町）
第4普通科中隊：北九州市小倉北区、門司区、戸畑区
重迫撃砲中隊：北九州市小倉南区、八幡西区、八幡東区

部隊編成詳細

第40普通科連隊本部
本部管理中隊
連隊本部班：82式指揮通信車を装備
情報小隊：軽装甲機動車、偵察用オートバイを装備
通信小隊
施設作業小隊：小型ドーザ、資材運搬車を装備
補給小隊：3 1/2tトラックを装備
衛生小隊：1 1/2t救急車を装備
第1普通科中隊：高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾を装備
第2普通科中隊：高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾を装備
第3普通科中隊：高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾を装備
第4普通科中隊：軽装甲機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾を装備
重迫撃砲中隊：120mm迫撃砲 RTを装備
整備支援部隊
第4後方支援連隊第2整備大隊第3普通科直接支援隊（2003年3月27日～2013年3月25日）
第4後方支援連隊第2整備大隊第2普通科直接支援中隊（2013年3月26日～）

主要装備

指揮通信車両
82式指揮通信車
装甲車両
軽装甲機動車
輸送車両
高機動車
1/2tトラック / 73式小型トラック
1 1/2tトラック / 73式中型トラック
3 1/2tトラック / 73式大型トラック
火器
89式5.56mm小銃
20式5.56mm小銃
5.56mm機関銃MINIMI
9mm拳銃
9mm拳銃SFP9
84mm無反動砲
01式軽対戦車誘導弾
81mm迫撃砲 L16
120mm迫撃砲 RT

訓練

主に曽根訓練場や日出生台演習場などで訓練を実施しています。

関連項目

第16普通科連隊
第41普通科連隊
対馬警備隊

外部リンク

小倉駐屯地ホームページ
* 陸上自衛隊小倉駐屯地（公式）(@Camp_Kokura) - Twitter

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