花花寄席

花花寄席：上方落語の魅力が詰まった寄席

「花花寄席」は、吉本興業が運営する大阪・なんばグランド花月内のヨシモト∞ホール大阪にて開催される、上方落語をメインとした寄席です。2008年3月、うめだ花月で始まり、平日昼間の定席として人気を博しました。その後、うめだ花月の閉館に伴い、2008年11月からはなんばグランド花月へ会場を移し、土曜日の開催に変更されています。

歴史と変遷

当初は、平日昼間の定席として開催されていましたが、会場変更後、土曜日へと開催日が変更されました。これは、会場の都合や、他のテレビ番組収録などの影響によるものです。構成は日沢伸哉氏が担当し、ブログでの情報発信も行っていました。2010年4月には、「花形寄席」へと名称変更されています。さらに、2011年からは5upよしもとへと会場を移して開催されています。

内容と出演者

「花花寄席」は、上方落語を主体としたプログラムです。うめだ花月時代は、落語と色物（落語以外の芸）のみの構成でしたが、ヨシモト∞ホール大阪に移転後は、吉本所属の若手漫才師も出演するようになりました。

出演者は、桂文枝一門、米朝一門、松鶴一門、林家染丸一門、露の五郎兵衛一門など、多くの著名な落語家の方々が名を連ねています。具体的には、桂あやめ、桂坊枝、桂文昇、桂枝曾丸、桂文華、桂こけ枝、桂文三、桂かい枝、桂三歩、桂三風、桂三象、桂三若、桂三金、桂三幸、桂三四郎、桂楽珍、桂さろめ、月亭遊方、月亭文都（月亭八天）、月亭八光、月亭方正、月亭八斗、笑福亭鶴笑、笑福亭笑子、笑福亭仁昇、笑福亭たま、笑福亭智之介、明石家のんき、林家小染、林家そめすけ、林家花丸、林家染雀、林家菊丸（林家染弥）、林家竹丸、林家笑丸、林家卯三郎、林家染太など、多数の落語家が出演しています。 色物として、おしどり、川上じゅん、小泉エリ、もりやすバンバンビガロなども出演していました。

メディアへの露出

「花花寄席」は、ラジオ番組にも出演しており、ABCラジオの「もうすぐ夜明けABC」や「お笑いプレミアム・ボックス」、そして「満員御礼! 福島一丁目劇場」などで放送されていました。また、DVD作品もリリースされており、『よしもと上方落語をよろしく!! 青春さくら組』『よしもと上方落語をよろしく!! 朱夏ひまわり組』『よしもと上方落語をよろしく!! 白秋こすもす組』などが存在します。

まとめ

「花花寄席」は、上方落語の魅力を伝えるとともに、若手芸人の登竜門としての役割も担ってきた、歴史のある寄席です。様々な落語家や芸人の出演、ラジオやDVDへの出演などを通じて、上方落語の伝統と発展に貢献してきました。現在も、上方落語の魅力を伝える場として、その活動を続けています。

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