門司健次郎

門司健次郎について

門司健次郎（もんじ けんじろう）は、1952年9月22日生まれの日本の外交官です。福岡県北九州市で生まれ、1975年に東京大学法学部を卒業後、外務省に入省しました。フランス語研修のためフランスに留学した経験を持ち、その後、在外公館ではオーストラリア、ベルギー、イギリス、欧州連合日本政府代表部などに勤務しました。

本省では、条約局国際協定課長、総合外交政策局安全保障政策課長、そして2003年からは外務省条約局審議官を歴任。防衛庁防衛参事官（国際担当）も務めた後、2007年3月には駐イラク特命全権大使に任命されました。2008年7月には外務省大臣官房広報文化交流部長、2010年8月には駐カタール特命全権大使に就任。2013年9月からはユネスコ日本政府代表部特命全権大使を務め、2015年2月17日からは駐カナダ特命全権大使兼国際民間航空機関日本政府代表部特命全権大使として活躍しました。

2018年3月1日からはカタール・ブリッヂジャパンの顧問として、外交の経験を活かした活動を続けています。

日本酒への情熱

門司氏は日本酒の普及活動にも熱心で、1996年からは日本酒輸出協会の顧問を務めています。また、2008年には日本酒造青年協議会から第3回「酒サムライ」の称号を授与されました。日本酒に関する造詣も深く、その魅力を世界に広める活動に貢献しています。

家族

門司氏の息子である門司健吾氏は、週刊少年ジャンプの編集者として活躍しています。

同期

門司氏と同期入省の外交官には、以下の著名な人物がいます。

河相周夫（元外務事務次官、元内閣官房副長官補）
別所浩郎（元駐韓大使、元外務審議官）
奥田紀宏（元駐カナダ大使、元駐エジプト大使、元国連次席大使）
谷崎泰明（元外務省研修所長、元駐ベトナム大使）
持田繁（元国連事務総長副特別代表）
三輪昭（元関西担当大使、元駐ブラジル大使、元駐ポルトガル大使）
鈴木庸一（元駐フランス大使、元駐シンガポール大使）
渥美千尋（元駐アイルランド大使、元駐パキスタン大使）
山口寿男（元駐ノルウェー大使、元駐イラク大使）
岸野博之（元駐ラオス大使、元駐エチオピア大使）
水城幾雄（元駐パナマ大使）
江川明夫（元駐スロバキア大使、元駐ザンビア大使）
竹内春久（元駐シンガポール大使、元駐沖縄担当大使、元駐イスラエル大使）
西林万寿夫（元駐ギリシャ大使、元兼北極担当大使、元文化交流担当大使、元駐キューバ大使）
篠塚保（元国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当兼サイバー政策担当大使、元駐バングラデシュ大使）
蒲原正義（元駐カザフスタン大使、元査察担当大使、元駐グルジア大使）
森元誠二（元駐スウェーデン大使、元駐オマーン大使）
小林祐武（元外務省経済局総務参事官室課長補佐）
椿秀洋（元駐ボリビア大使）
庄司隆一（元駐ナイジェリア大使）
清水武則（元駐モンゴル大使）
隈丸優次（元駐カンボジア大使）
藤田順三（元駐ウガンダ大使）
丸尾眞（元科学技術協力担当大使、元駐キルギス大使）
名井良三（元駐アンゴラ大使）
福田米蔵（元駐ジンバブエ大使）
大部一秋（元駐ウルグアイ大使）

著作

門司氏は、外交官としての経験を基に、以下の著作を発表しています。

「イラク情勢--大使のみたままに」中東研究. 2008・09(2) (通号 501) [2008.10]
「オールジャパンで売り込む「日本」 (特集 魅力ある日本の発信をめざして 日本を売り込む!) 」外交フォーラム. 22(7) (通号 252) [2009.7]
「日本酒は「世界酒」になり得るか」日本醸造協会誌. 104(11) [2009.11]

外部リンク

日本酒のすすめ - 2018年4月19日
門司　健次郎氏「酒ひと話」〜イラクでも疲れ癒す一杯〜｜コラム

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