森元誠二

森元誠二について

森元誠二（もりもと せいじ）は、1951年生まれの日本の外交官です。埼玉県出身で、1975年に東京大学法学部を卒業後、外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

外務省では、情報調査局分析課情報分析官、在ドイツ日本国大使館参事官、駐トルコ大使館公使参事官、内閣官房内閣外政審議室内閣審議官、外務省外務大臣官房参事官、外務省総合外交政策局国際社会協力部参事官、外務省総合政策局国際社会協力部審議官、在ウィーン国際機関日本政府代表部大使など、要職を歴任しました。

2005年9月には駐独次席公使に就任し、2008年にはオマーン駐箚特命全権大使に任命されました。2013年にはスウェーデン駐箚特命全権大使に就任しています。

外務省以外では、2011年10月1日に農畜産業振興機構理事、2013年4月1日に東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構付属中東地域研究センター客員教授に就任しました。

外交官としての功績

森元氏は、長年にわたり外交官として国際社会で活躍し、日本と諸外国との友好関係の促進に貢献してきました。特に、オマーンやスウェーデンといった国々では、特命全権大使としてその外交手腕を発揮し、両国間の関係強化に尽力しました。

また、外務省内の様々な部署で培った経験や知識を生かし、日本の外交政策の推進にも大きく貢献しました。

その他の活動

森元氏は、外交官としての活動以外にも、執筆活動や講演活動など、多岐にわたる分野で活躍しています。特に、2012年に出版した著書『知られざる国 オマーン～激動する中東のオアシス～』では、オマーンの歴史や文化、社会情勢などについて詳しく解説し、多くの読者にオマーンの魅力を伝えました。

同期入省者

森元氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような方々がいます。

河相周夫（元外務事務次官）
別所浩郎（元駐韓大使）
奥田紀宏（元駐カナダ大使）
谷崎泰明（元外務省研修所長）
三輪昭（元関西担当大使）
鈴木庸一（元駐フランス大使）
持田繁（元国連事務総長副特別代表）
門司健次郎（元ユネスコ代表部大使）
渥美千尋（元駐アイルランド大使）
山口寿男（元駐ノルウェー大使）
岸野博之（元駐ラオス大使）
水城幾雄（元駐パナマ大使）
江川明夫（元駐スロバキア大使）
竹内春久（元駐シンガポール大使）
西林万寿夫（元駐ギリシャ大使）
篠塚保（元国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当兼サイバー政策担当大使）
小林祐武（元外務省経済局総務参事官室課長補佐）
椿秀洋（元駐ボリビア大使）
庄司隆一（元駐ナイジェリア大使）
清水武則（元駐モンゴル大使）
隈丸優次（元駐カンボジア大使）
蒲原正義（元駐カザフスタン大使）
藤田順三（元駐ウガンダ大使）
丸尾眞（元科学技術協力担当大使）
名井良三（元駐アンゴラ大使）
福田米蔵（元駐ジンバブエ大使）
大部一秋（元駐ウルグアイ大使）

著書

『知られざる国 オマーン～激動する中東のオアシス～』 (2012年、株式会社アーバン・コネクションズ)

関連情報

スウェーデンのNATO加盟に思うこと - 2022年7月26日
「チーコ」の備忘録（歴代駐独大使に仕えた秘書のモノローグ） - 2021年1月27日
カブース国王の思い出 - 2020年3月30日
大使室から - 2014年11月、在スウェーデン日本国大使館ホームページ内

森元誠二氏は、外交官として長年にわたり国際社会で活躍し、日本と諸外国との友好関係の促進に貢献した人物です。その豊富な経験と知識を生かし、今後も多方面での活躍が期待されます。

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