2018年の文学

2018年の文学

2018年は、文学界において数多くの出来事があった年です。特に、芥川賞と直木賞では、新たな才能が開花し、文学ファンを大いに沸かせました。また、ノーベル文学賞の発表が見送られるという前代未聞の事態も発生し、世界中の文学界に衝撃を与えました。

主な出来事

1月16日: 第158回芥川龍之介賞・直木三十五賞（2017年下半期）の選考委員会が開催されました。芥川賞には、石井遊佳氏の『百年泥』と若竹千佐子氏の『おらおらでひとりいぐも』が、直木賞には門井慶喜氏の『銀河鉄道の父』が選ばれました。
4月10日: 第15回本屋大賞に辻村深月氏の『かがみの孤城』が選ばれ、話題を呼びました。
5月4日: ノーベル文学賞の2018年の受賞者の発表見送りが発表され、世界中に衝撃が走りました。
7月18日: 第159回芥川龍之介賞・直木三十五賞（2018年上半期）の選考委員会が開催されました。芥川賞には高橋弘希氏の『送り火』が、直木賞には島本理生氏の『ファーストラヴ』が選ばれました。

受賞作品

日本国内

第158回（2017年下半期）芥川賞:
石井遊佳 『百年泥』
若竹千佐子 『おらおらでひとりいぐも』
第158回（2017年下半期）直木賞: 門井慶喜 『銀河鉄道の父』
第159回（2018年上半期）芥川賞: 高橋弘希 『送り火』
第159回（2018年上半期）直木賞: 島本理生 『ファーストラヴ』
第54回 谷崎潤一郎賞: 星野智幸 『焰』
第15回本屋大賞: 辻村深月 『かがみの孤城』

日本国外

ノーベル文学賞: 受賞者の発表見送り
ブッカー賞: アンナ・バーンズ 『Milkman』
フランツ・カフカ賞: イヴァン・ヴェルニッシュ
ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞（2017年度）: イリー・ウィリアムズ 『Attrib. and other stories』

物故者

2018年は、国内外を問わず、多くの文学者がこの世を去りました。

1月
1月1日: 小野寺健（英文学者、翻訳家、86歳）
1月4日: アハロン・アッペルフェルド（イスラエルの作家、85歳）
1月7日: たかしよいち（児童文学作家、89歳）
1月7日: 森山京（童話作家、88歳）
1月15日: 井家上隆幸（文芸評論家、84歳）
4月
4月2日: 金賛汀（ノンフィクション作家、81歳）
4月22日: 兼清正徳（国文学者、103歳）
5月
5月2日: 加古里子（絵本作家、92歳）
5月8日: 大島かおり（翻訳家、86歳）
5月9日: 村井志摩子（劇作家・演出家、89歳）
5月25日: 河島英昭（イタリア文学者、84歳）
5月27日: ガードナー・ドゾワ（米国のSF作家、70歳）
6月
6月27日: ハーラン・エリスン（米国のSF作家・脚本家、84歳）
7月
7月13日: 三木正之（ドイツ文学者、91歳）
7月17日: ヒュー・ホワイトモア（イギリスの劇作家・脚本家、82歳）
7月18日: 凌力（中華人民共和国の小説家、76歳）
7月23日: 崔仁勲（韓国の小説家、82歳）
8月
8月3日: 渡辺義愛（フランス文学者、91歳）
8月18日: 大塚勇三（児童文学者・翻訳家、97歳）
8月26日: ニール・サイモン（米国の劇作家・脚本家、91歳）
9月
9月15日: 岡本眸（俳人、90歳）
9月17日: 堀和久（作家、87歳）
10月
10月2日: ジャマル・カショギ（サウジアラビアのジャーナリスト・作家、59歳）
10月18日: 長部日出雄（小説家、84歳）
11月
11月9日: 森比左志（児童文学作家、101歳）
11月12日: 天野健太郎（台湾文学翻訳家、47歳）
12月
12月12日: ヴィルヘルム・ゲナツィーノ（ドイツの作家、75歳）
12月15日: 三輪秀彦（フランス文学者、88歳）
12月28日: アモス・オズ（イスラエルの作家、79歳）

脚注

この年の文学賞の結果は、文学界の動向を示す重要な指標となっています。
物故された文学者たちの業績は、後世に語り継がれるべき貴重な遺産です。

関連項目

文学賞の一覧
* 2018年の出版

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