835年

835年（西暦）の出来事

835年は、ユリウス暦における平[[年]]です。日本では承和2年にあたり、皇紀1495年、干支は乙卯でした。この年、日本、中国、朝鮮半島、渤海など、東アジア各地で様々な出来事が起こりました。

各地の紀年法

日本: 承和2年
皇紀: 1495年
中国: 唐 - 大和9年
渤海: 咸和5年
南詔: 保和12年
新羅: 興徳王10年
檀紀: 3168年

日本の出来事

1月: 承和昌宝という貨幣が鋳造されました。これは、当時の経済政策の一環として行われたと考えられます。
3月: 壱岐島に330名の兵士が配置され、警護にあたらせました。これは、海からの外敵に対する防衛策の一環だったと考えられます。
6月: 東海道と東山道の両道において、河津に浮橋が建設され、布施屋も設けられました。これにより、旅人の移動が容易になり、交易や情報伝達がよりスムーズに行われるようになったでしょう。
1[[2月]]: 大宰府管内にある続命院が修築されました。続命院は、仏教施設であり、社会福祉や文化活動の拠点としての役割を担っていました。この修築は、当時の社会における仏教の重要性を示しています。

海外の出来事

唐: 甘露の変が起きました。これは、宦官勢力による専横に対するクーデターであり、唐王朝の政治的混乱を象徴する出来事でした。この事件は、後の唐の衰退を招く一因となりました。

誕生

6月5日: 平良広（生没年: 835年 - 928[[年]]）が誕生しました。平良広は、平高望の四男で、桓武平氏高望流の1人として知られています。後の武士社会の隆盛に繋がる重要な人物です。
玄沙師備: 唐の禅僧（生没年: 835年 - 908[[年]]）。
ロタール2世: ロタリンギアの国王（生没年: 835年 - 869[[年]]）。

死去

4月22日: 空海（弘法大師）（生没年: 774[[年]] - 835年）が亡くなりました。空海は、平安時代初期の僧侶であり、真言宗の開祖として日本仏教史上非常に重要な人物です。書家、思想家としても知られています。
7月16日: 修円（生没年: 771[[年]] - 835年）が亡くなりました。修円は、平安時代の法相宗の僧侶であり、仏教研究に尽力しました。
1[[1月]]27日: ムハンマド・タキー（生没年: 811[[年]] - 835年）が亡くなりました。ムハンマド・タキーは、シーア派十二イマーム派の第9代イマームであり、イスラム教の重要な人物です。
段文昌: 唐の宰相（生没年: 772[[年]] - 835年）
南泉普願: 唐の禅僧（生没年: 748[[年]] - 835年）
盧仝: 唐の詩人（生年不明 - 835年）

補足

835年は、日本においては承和の変が起こる前の年であり、政治的にも比較的安定した時期でした。しかし、海外では唐の甘露の変など、政治的な動乱も起こっていました。この年を境に、様々な変化が起こる兆しが見られた年とも言えるでしょう。

参考資料

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年表
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