Complete of WANDS at the BEING studio

WANDSの軌跡を凝縮した珠玉のベスト盤『complete of WANDS at the BEING studio』

2002年8月25日、B-Gram RECORDSより発売されたWANDSのベストアルバム『complete of WANDS at the BEING studio』は、数々のヒット曲を網羅した、ファン必聴の一枚です。 このアルバムは『at the BEING studio』シリーズの第二弾としてリリースされ、全曲が鮮やかに蘇るリマスタリングが施されています。豪華なBOXケース仕様、そして詳細な楽曲解説を収録したライナーノーツが同梱されるなど、ファンにとって嬉しいポイントが満載です。

2012年には、価格改定版が期間限定で発売されました。BOXケースは付属しなくなりましたが、ブックレットのデザインを変更した以外は、2002年版と同様の収録内容となっています。この廉価版は、より多くのリスナーにWANDSの音楽を届けるための、戦略的なリリースと言えるでしょう。

収録楽曲：時代を彩った名曲の数々

アルバムには、WANDSの第一期、第三期の楽曲がバランス良く収録されています。 初期の代表曲から、後のヒットナンバーまで、WANDSの音楽遍歴を辿る事ができます。 特に注目すべきは、アルバム初収録となる楽曲の存在です。 これらの楽曲は、WANDSの歴史における貴重な記録と言えるでしょう。

具体的には、以下の楽曲が収録されています。

もっと強く抱きしめたなら (3rdシングル): WANDS初期を代表するラブソング。
時の扉 (4thシングル): 多くのファンを魅了した、切なくも力強いバラード。
愛を語るより口づけをかわそう (5thシングル): 甘く情熱的なラブソングで、WANDSの代表曲の一つ。
世界が終るまでは… (8thシングル): 壮大なスケール感と切ないメロディーが印象的な、人気曲。
恋せよ乙女 (6thシングル): アップテンポな曲調とキャッチーなメロディーが魅力。
Jumpin' Jack Boy (7thシングル): 軽快なリズムが特徴的な、爽快なナンバー。
Secret Night 〜It's My Treat〜 (9thシングル): ミステリアスな雰囲気と、大人の色気を漂わせる楽曲。
DON'T TRY SO HARD (4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』収録): 長戸大幸氏の意向により収録。
錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう (12thシングル): 力強いサウンドとメッセージ性の強い歌詞が特徴。
WORST CRIME〜About a rock star who was a swindler〜 (11thシングル): ロックらしいサウンドと、物語性のある歌詞が印象的な楽曲。
明日もし君が壊れても (14thシングル): 切ないメロディーと、繊細な歌声が際立つバラード。
このまま君だけを奪い去りたい (2ndアルバム『時の扉』収録): DEENの楽曲のセルフカバー。
Same Side (10thシングル): WANDSの幅広い音楽性を示す、重要な楽曲。
世界中の誰よりきっと 〜Album Version〜 (2ndアルバム『時の扉』収録): アルバムバージョンとして収録された、名曲。
声にならないほどに愛しい (4thシングル「時の扉」カップリング曲): MANISHの楽曲のセルフカバー。
君が欲しくてたまらない 〜WANDS Version〜 (3rdアルバム『Little Bit…』制作時のアウトテイク): アルバム初収録の貴重なトラック。
* 寂しさは秋の色 〜LIVE ACOUSTIC Version〜 (アルバム初収録): 1994年中野サンプラザでのライブ音源。1番のみの収録で、短いながらも貴重なライブ感を味わえる。

アルバムの聴きどころ

このアルバムは、単なるベストアルバム以上の価値を持っています。 リマスタリングされた音質の良さ、そして、初収録楽曲の存在。これらの要素が相まって、WANDSの音楽を新たな視点で楽しむことができるでしょう。 特に、ライブ音源である「寂しさは秋の色 〜LIVE ACOUSTIC Version〜」は、当時のライブの熱気を感じられる貴重な一曲です。 また、セルフカバーされた楽曲は、WANDS独自の解釈を加えた新たな魅力を感じさせてくれます。

『complete of WANDS at the BEING studio』は、WANDSの歴史と魅力を凝縮した、まさに決定版と言えるアルバムです。 WANDSファンはもちろん、初めて聴く方にも強くおすすめしたい、珠玉のベストアルバムです。

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