上磯駅

上磯駅（かみいそえき）

上磯駅は、北海道北斗市飯生2丁目に位置する道南いさりび鉄道線の駅です。駅番号はsh07。かつては旧上磯町の代表駅として、地域の重要な交通拠点でした。現在も道南いさりび鉄道線の一部の列車が、函館駅からの終着駅、または函館駅への始発駅として上磯駅を使用しています。

歴史

上磯駅は1913年（大正2年）9月15日に、国有鉄道上磯軽便線の五稜郭駅 - 当駅間開通に伴い開業しました。その後、1915年（大正4年）には北海道セメント工場への専用鉄道が開通し、貨物輸送も行われました。

1930年（昭和5年）には上磯線が木古内駅まで延伸され、新ホームが使用開始。1936年（昭和11年）には上磯線が江差線に改称されました。国鉄時代には準急「えさし」や急行「えさし」「松前」が停車しましたが、1980年（昭和55年）に優等列車の停車はなくなりました。

1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化により、JR北海道に承継。1988年（昭和63年）には津軽[[海峡線]]開業に伴い電化され、快速「海峡」の一部が停車するようになりました。この際、駅構内の有効長を拡大する工事が行われ、駅舎が改築されて橋上駅となりました。

2016年（平成28年）3月26日、北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間開通に伴い、江差線が道南いさりび鉄道に移管。上磯駅は無人駅となりました。

駅名の由来

駅名の由来には二つの説があります。一つはアイヌ語の「カマ・イソ」（波をかぶる岩）に由来するという説。もう一つは、北海道ではかつて西側を「上」と呼んでいたことから、函館市から見て西側（=上）の海岸（=磯）であることに由来するという説です。

駅構造

上磯駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を備えています。1番のりばは折り返し専用の行き止まり式ホームで、非電化となっています。道南いさりび鉄道への移管後は無人駅となりましたが、同社仕様の自動券売機が設置されています。

駅周辺

駅周辺には、北斗市役所、北斗郵便局、道南うみ街信用金庫北斗支店、新函館農業協同組合（JA新はこだて）上磯支店、函館バスの停留所などがあります。また、太平洋セメント上磯工場やスーパーとうかい北斗店、ラッキーピエロ北斗飯生店なども近隣に位置しています。北斗市役所を含む北斗市の中心部は、東へ1駅隣の清川口駅が最寄り駅となります。

のりば

1番のりば: 函館方面（折り返し専用）
2番のりば: 木古内方面
* 3番のりば: 函館方面

隣の駅

道南いさりび鉄道

■道南いさりび鉄道線

茂辺地駅 (sh06) - （矢不来信号場） - 上磯駅 (sh07) - 清川口駅 (sh08)

上磯駅は、地域の歴史とともに歩んできた駅であり、道南いさりび鉄道線においても重要な役割を担っています。

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