浦河駅

浦河駅（うらかわえき）

浦河駅は、かつて北海道浦河郡浦河町に位置し、北海道旅客鉄道（JR北海道）日高本線に存在した駅です。日高振興局所在地である浦河町の代表駅として機能していました。

歴史

1935年（昭和10年）10月24日：国有鉄道日高線の日高三石駅 - 浦河駅間の延伸に伴い開業しました。
1937年（昭和12年）8月10日：浦河駅 - 様似駅間が延伸開業し、日高線が全通。中間駅となりました。
1943年（昭和18年）11月1日：線路名が日高本線に改称され、同線の駅となりました。
1982年（昭和57年）12月15日：貨物扱いが廃止されました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱いが廃止されました。
1986年（昭和61年）10月：急行「えりも」が運行を終了しました。
1986年（昭和61年）11月1日：日高本線の特殊自動閉塞化に伴い、棒線駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR北海道に継承されました。
2015年（平成27年）1月8日：厚賀駅 - 大狩部駅間の高波被害により列車の運行が休止されました。
2015年（平成27年）1月27日：静内駅 - 様似駅間で列車の運行が再開されました。
2015年（平成27年）2月28日：厚賀駅 - 大狩部駅間の土砂流出により再び列車の運行が休止されました。
2015年（平成27年）4月29日：代行バスの乗降場所が変更されました。
2021年（令和3年）3月31日：みどりの窓口の営業が終了しました。
2021年（令和3年）4月1日：鵡川駅 - 様似駅間の廃止に伴い、浦河駅も廃駅となりました。

駅構造

浦河駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。ホームは線路の北西側に位置していました。かつては列車交換が可能な交換駅で、2面3線のホームを有していました。駅舎は構内の北西側に位置し、ホーム中央部分に接していました。開業当初からの駅舎は、当時最先端であった大阪近郊の駅をモデルにしたものでした。

駅名の由来

駅名は、駅の所在地名（町名）に由来します。

利用状況

（※利用状況のデータは省略します）

駅周辺

駅の海側は埋立地で、山側には旧国道（通称シベリア街道）が通っています。周辺には以下の施設があります。

国道235号・国道236号
日高振興局庁舎
浦河町役場
浦河警察署
浦河簡易裁判所
浦河郵便局
日高信用金庫本店
北洋銀行浦河支店
ひだか東農業協同組合（JAひだか東）本所
日高中央漁業協同組合本所
浦河町立浦河第一中学校
浦河町立堺町小学校
浦河ダム
浦河港
浦河神社
汐見ヶ丘公園
向別川
ジェイ・アール北海道バス、道南バス「浦河町役場」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

日高本線

絵笛駅 - 浦河駅 - 東町駅

その他

浦河駅には、「サラブレッド観光と乗馬の街」と記載された「わたしの旅スタンプ」が設置されていました。また、駅舎内では廃止後も写真展が開催されました。

浦河駅は、長年にわたり地域の足として親しまれてきましたが、2021年4月1日に廃駅となりました。

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