相模大野駅

相模大野駅（さがみおおのえき）

相模大野駅は、神奈川県相模原市南区相模大野に位置する小田急電鉄の駅です。駅番号はOH 28で、副駅名として「相模女子大学 最寄駅」という名称も用いられています。

概要

小田原線と江ノ島線の2路線が乗り入れており、江ノ島線は当駅が起点となっています。駅には大野電車区と大野車掌区が併設されており、乗務員の交代が頻繁に行われます。また、大野総合車両所が隣接しているため、当駅を始発・終着とする列車も多く設定されています。

路線の分岐点は駅から少し離れた相模大野分岐点にあり、運賃計算の基準点となっています。駅は管区長および駅長所在駅として、周辺の複数の駅を管理しています。

駅施設は相模大野八丁目にありますが、住所は北口のある相模大野三丁目となります。

歴史

1929年：大野信号所として開設
1938年：通信学校駅として開業
1940年：相模大野駅に改称
1996年：現在地に移転、新駅舎と自由通路の使用開始
1997年：営業キロを新宿寄りに0.2km移転
1998年：駅改良工事が完成し、特急ロマンスカーの停車を開始
2000年：関東の駅百選に選定
2014年：駅ナンバリング「OH 28」を導入
2024年：下り・上りホームに特急車両対応の大開口ホームドアが使用開始。[Alexandros]の楽曲『ワタリドリ』が接近メロディに使用開始。

駅名の由来

通信学校駅時代は近くにあった陸軍通信学校に由来します。相模大野の地名は、所在地が高座郡大野村であったことにちなみ、福島県の大野駅と区別するために旧国名の相模を冠しました。

駅構造

地上駅で、島式ホーム2面4線と通過線2線を有しています。橋上駅舎は相模大野ステーションスクエアという駅ビルになっており、商業施設やホテルが入居しています。

のりば

1・4番ホーム：江ノ島線
2・3番ホーム：小田原線

ただし、特急ロマンスカーや臨時列車では異なる場合があります。江ノ島線列車は構造上、通過線を経由できません。

以前は小田原・箱根湯本方面と片瀬江ノ島方面への急行列車が当駅で分割・併合を行っていました。現在は各方面への単独運転が原則です。

当駅で種別変更する列車も存在します。例えば、新宿発急行が相模大野から各停になる列車や、小田原線発各停が当駅より急行になる列車があります。

2016年3月26日のダイヤ改正で、新松田駅 - 小田原駅間が各停の急行は減便され、当駅または町田駅発着に変更されました。2022年3月改正以降は、新松田駅を境に急行および各停へ変更する形態となりました。

駅構内設備

改札口：2か所（中央改札口、東口改札口）
コンビニ、カフェ、持ち帰りピザ店、コンタクトレンズ専門店
ホーム：箱根そば（下りホーム小田原寄り）
トイレ：改札内山側と改札外ステーションスクエア西側
エレベーター、エスカレーター

その他の特徴

営業列車の分割併合は一部特急を除き2008年3月改正で消滅しました。ホームには終日駅員が配置されています。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は115,246人です。

駅周辺

相模大野は相模原市南部の交通・商業拠点です。駅周辺には商業施設、金融機関、教育機関、公共施設などが集積しています。北口には商店街があり、活気に溢れています。

主な施設

相模大野ステーションスクエア
岡田屋モアーズ
bono相模大野
相模女子大学
相模大野中央公園
相模原市南区役所

バス路線

北口と南口にバス乗り場があり、神奈川中央交通東が運行しています。高速バス・空港連絡バスは京浜急行バス・京成バスも運行しています。

将来の計画

当駅 - 原当麻駅間専用レーンを使用した新バス交通システム（BRT）導入が検討されています。

その他

海老名市・厚木市出身の音楽バンド「いきものがかり」が結成当初、当駅前で路上ライブを行っていました。

隣の駅

小田急小田原線

特急ロマンスカー：町田駅 - 相模大野駅 - 海老名駅
快速急行・急行：町田駅 - 相模大野駅 - 海老名駅
各駅停車：町田駅 - 相模大野駅 - 小田急相模原駅

小田急江ノ島線

特急ロマンスカー：町田駅 - 相模大野駅 - 中央林間駅
快速急行・急行：町田駅（小田原線） - 相模大野駅 - 中央林間駅
各駅停車：町田駅（小田原線） - 相模大野駅 - 東林間駅

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