香西駅

香西駅（こうざいえき）は、香川県高松市香西東町に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はY01で、普通列車のみが停車し、瀬戸大橋線系統の列車は通過します。

歴史

開業当初、この駅は国鉄時代には仮乗降場同然の扱いであり、停車する普通列車もごく少数でした。高松駅の駅名標では、隣駅が「きなし（こうざい）」と2段書きで表示され、香西駅は括弧書きで表記されることもありました。それでも、1日に1往復しか停車しない駅よりは、若干多くの列車が停車していました。当時の駅は、駅舎はおろか上屋もなく、特に高松方面の上りホームは整備が行き届いていませんでした。線路の反対側は緩やかな斜面で畑と接しており、境界にはソテツが植えられていました。ホームの先端も犬走りと一体化しているような状態でした。

1967年（昭和42年）に端岡駅までの区間が複線化されるまでは、当駅が複線区間の西端であり、行き違い列車の待ち合わせのため、多くの列車が運転停車していました。その後、複線化が西に進むにつれて、再びほとんどの列車が通過する駅となりました。

JR化直前に電化が完成すると、停車する列車は大幅に増加しました。非電化時代の気動車に比べて、電車の機動性が高いため、ダイヤに余裕が生まれ、より多くの駅に停車することが可能になりました。また、讃岐鉄道時代には、1899年（明治32年）3月10日から1900年（明治33年）12月まで、香西仮停車場が設置されていました。

年表

1952年（昭和27年）1月27日：国鉄予讃本線の駅として開業。旅客駅。
1956年（昭和31年）11月19日：交換設備が完成し、2面2線となる。
1967年（昭和42年）9月22日：当駅 - 鬼無駅間が複線化され、無人駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、四国旅客鉄道（JR四国）の駅となる。
1995年（平成7年）3月19日：自動券売機を設置。
2014年（平成26年）3月1日：ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。ICカード専用簡易改札機で対応。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、無人駅です。国鉄末期の予讃線電化の頃に、各ホームに上屋が設置され、民営化後には自動券売機小屋が坂出方面ホーム入口脇に設置されました。1996年（平成8年）には、高松方面のホームに初めて自動券売機小屋と券売機が設置されました。

かつてはホームの長さが2両分しかなく、進行方向の後ろ2両のみドアを開閉し、前の1～2両はドアを締め切っていました。4両分の長さにホームが延伸されるまで、土讃線阿波池田駅発着の気動車列車はドア締切ができないため、この駅を通過していました。

のりば

相対式ホーム2面2線

利用状況

1日平均の乗車人員は、近年では増加傾向にあります。

駅周辺

駅周辺は高松の市街地となっています。国鉄時代には、当駅に停車する列車が少なかったため、周辺は田畑が広がり、数軒の民家が点在する程度でした。その後、産業道路（香川県道176号檀紙鶴市線）が開通した影響で、企業事務所や倉庫の建設、宅地開発が進みましたが、マンションや住宅が林立し市街地化したのは、列車の停車本数が大幅に増えた2000年代以降です。

当駅西側に隣接するオレンジハイツ香西は、JR四国傘下のよんてつ不動産が初期に分譲した物件の一つです。

高松貨物ターミナル駅（JR貨物）は、当駅から南西に離れた本津川の対岸にあります。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）
■予讃線
■快速「マリンライナー」・■快速「サンポート」：通過
■普通：高松駅 (Y00) - 香西駅 (Y01) - （高松貨物ターミナル駅） - 鬼無駅 (Y02)

脚注

注釈

出典

本文

利用状況

香川県統計年鑑

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
香西 (高松市)
弦打

外部リンク

* 香西駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

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