エアポートシャトル

鹿児島空港エアポートシャトル

エアポートシャトルは、南国交通と鹿児島交通（旧いわさきバスネットワーク）が共同で運行する、鹿児島空港と県内主要都市を結ぶバス路線です。本記事では、両社が運行する各系統の詳細について解説します。

運行路線・系統

以下は2019年以前の情報に基づいています。運行状況や停留所は変更されている可能性があるため、最新の情報は各運行会社のウェブサイトで必ずご確認ください。

南国交通・鹿児島交通（旧いわさきバスネットワーク）運行

【鹿児島市内線】
担当営業所：南国交通空港自動車営業所・鹿児島交通鹿児島営業所
吉野経由: 鹿児島空港 - 吉野 - 天文館 - 鹿児島中央（南国BT） - 鴨池港
伊敷経由: 鹿児島空港 - 下伊敷 - 鹿児島中央（南国BT） - 天文館 - 市役所前
ノンストップ: 鹿児島空港 - （ノンストップ） - 鹿児島中央（南国BT） - 天文館 - 高速船ターミナル

吉野経由は一般道走行区間が長いため、伊敷経由またはノンストップ便が先に到着することがあります。伊敷経由とノンストップ便は、空港発の場合、下伊敷停留所に停車するかどうかの違いで、走行ルートは同じです。市内発の場合は、鹿児島インターチェンジを経由するため、走行ルートが異なります。

【谷山線】
担当営業所：南国交通空港自動車営業所・鹿児島交通鹿児島支社
鹿児島空港 - 皇徳寺郵便局 - 中山団地 - 谷山電停 - 卸本町中央

【川内線】
担当営業所：南国交通川内営業所・鹿児島交通川内営業所
鹿児島空港 - 蒲生 - 蘭牟田温泉 - 川内駅 - 川内京セラ

主に鹿児島県道42号川内加治木線を経由し、全区間一般道を走行します。ねれ北バス停から川内方面はクローズドドアとなり、川内方面行は降車のみ、鹿児島空港方面行は乗車のみとなります。市比野温泉入口バス停から鹿児島空港方面は乗降ともに可能で、一般路線バスのように利用できます。

南国交通運行

【出水・阿久根線】
担当営業所：出水営業所
鹿児島空港 - 宮之城駅・鉄道記念館 - 出水駅・出水バスセンター - 高尾野駅 - 野田郷駅 - 阿久根駅前 - 阿久根市役所前

【水俣・大口線（JR九州山野線代替も兼ねる）】
担当営業所：伊佐出張所
鹿児島空港 - 栗野三文字 - 菱刈役場前 - 大口 - 新水俣駅 - 水俣駅前

上記路線はクローズドドア方式は採用せず、有料道路も経由しません。

鹿児島交通運行

【指宿線】
担当営業所：指宿営業所
鹿児島空港 - 市民体育館 - 指宿駅 - 山川桟橋

【枕崎線】
担当営業所：枕崎営業所
鹿児島空港 - 藤本農協前 - 伊作（東本町） - 加世田 - 枕崎

【日置線】
担当営業所：川内営業所（旧いわさきバスネットワーク）
鹿児島空港 - 伊集院 - 湯之元( - 日吉)

【鹿屋線】
担当営業所：鹿屋営業所（旧三州自動車）
鹿児島空港 - ホテル[[京セラ]] - 牧之原 - 百引 - 鹿屋 - 市役所前 - 東笠ノ原
クローズドドア方式を採用。

【垂水線】
担当営業所：鹿屋営業所（旧三州自動車）
鹿児島空港 - 国分駅 - 検校橋 - 桜島口 - 垂水

【志布志線】
担当営業所：志布志営業所（旧三州自動車）
鹿児島空港 - 国分駅入口 - 若駒学園前 - 牧之原 - 岩川 - 志布志

沿革

1972年頃 - 鹿児島空港リムジンとして運行開始。
1988年 - 九州自動車道鹿児島地区開業に伴い、運行経路変更。
2004年4月1日 - いわさきコーポレーションの組織改編に伴い、鹿児島空港リムジン担当路線を南九州バスネットワークに移管。
2006年9月1日 - 南九州バスネットワーク会社解散に伴い、同社担当路線を林田バスに移管。
2008年2月1日 - 林田バスの清算に伴い、同社担当路線をいわさきバスネットワークに移管。
2009年6月1日 - バスセンターが併設されていた南国日生ビルの建て替えに伴い、鹿児島中央駅の停車場所を中央駅東口のバスプールに一時移転。
2012年4月23日 - 一時移転していた鹿児島中央駅の停車場所を鹿児島中央ターミナルビル1階の南国交通バスターミナルに移転。
2016年3月30日 - いわさきバスネットワーク会社解散に伴い、同社担当路線を鹿児島交通に移管。
2018年3月31日 - 三州自動車会社解散に伴い、同社担当路線を鹿児島交通に移管。

使用車両

南国交通は、三菱ふそう、日野、いすゞの車両を使用しており、いわさきコーポレーションは、これらのメーカーに加えて日産ディーゼルの車両も使用しています。2010年度からは、鹿児島交通の鹿児島系統に韓国現代自動車の「ユニバース」が多数導入され、これにより余剰となった車両は大隅系統へ移籍しました。

車内は補助椅子付きの4列シートで、高速道路を経由する便では座席定員を超える乗車はできません。補助椅子を使用しても乗り切れない場合は、次の便を待つ必要があります。どの路線にもトイレ設備はありません。かつては出入り口直後に荷物スペースを設けていましたが、鹿児島市内系統では満席対策のため座席に戻しています。

補足

最新の情報は、各運行会社の公式ウェブサイトをご確認ください。

外部リンク

南国交通 鹿児島空港連絡バス
* いわさきコーポレーション空港連絡バス

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