れ

「れ」と「レ」は、日本語の音節を構成する仮名文字です。それぞれ平仮名と片仮名で表記され、1モーラを形成します。五十音図においては、第9行第4段、すなわち「ら行」の「え段」に位置しています。

音韻と発音

現代標準語における「れ」の音韻は、1つの子音と1つの母音からなる/re/です。具体的には、舌の先を上歯茎付近ではじくことによって生じる有声子音/r/と、母音/e/が組み合わさった音です。国際音声記号では、語中の/r/は歯茎はじき音[ɾ]で、語頭の/r/は接触時間がやや長く、歯茎側面はじき音[ɺ]で記述されます。

各種順序における位置

「れ」は五十音順では42番目です。「や行」の「い段」と「え段」の「い」と「え」を数に加える場合は44番目となります。また、いろは順では17番目に位置し、「た」の次、「そ」の前に配置されます。

字形

平仮名の「れ」は、漢字の「礼」の草体から派生しました。一方、片仮名の「レ」は、「礼」の右側の部分が元になっています。

その他の表記

「れ」の変体仮名としては「連」が用いられることがあります。ローマ字表記は「re」または「le」です。点字では特定の形で表現されます。通話表では「れんげのレ」、モールス信号では「－－－」、手旗信号では7で表されます。

「れ」に関する諸事項

日本語の漢字の音読みにおいて、「レ」（re）単独の音を持つ漢字は存在しないため、五十音の中で唯一、単独で対応する漢字がありません。ただし、人名や地名では、「礼」「麗」「連」など、本来「レイ」や「レン」と読む漢字を「レ」と読ませる場合があります。

また、日本のレンタカーのナンバープレートの文字は通常「わ」ですが、北海道と長崎・鹿児島の離島事務所に限り「れ」が使用されています。

J[[R]]の列車番号において、機関車が牽引する客車列車や貨物列車では数字のみで文字を記しませんが、表記上「列車」の略である「レ」（カタカナの「レ」）を付けることがあります。例として、「第1列車」を「1レ」のように表記します。

関連事項

関連する項目として、以下のものがあります。

ㇾ（小書きレ）
㆑（レ点）
ら行
レ゚
* E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88:Wikipedia%E7%B4%A2%E5%BC%95_%E3%82%8C&action=edit&redlink=1'>Wikipedia:索引 れ

これらの情報から、「れ」と「レ」は日本語において重要な役割を担っていることがわかります。

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