広島市道中広宇品線

広島市道中広宇品線：広島の街を繋ぐ重要な動脈

広島市道中広宇品線は、広島県広島市西区中広町から南区宇品海岸に至る、全長約7.8kmの主要な市道です。通称「城南通り」や「段原通り」と呼ばれ、広島市民にとって非常に馴染み深い道路と言えるでしょう。

起点と終点、そしてその周辺

起点である広島市西区中広町は、広島高速4号線中広出入口と広島市道駅前観音線と交差する交通の要衝です。一方、終点の広島市南区宇品海岸は、広島高速3号線宇品出入口と国道2号広島南道路が交わる場所であり、宇品港へのアクセスにも重要な役割を果たしています。

重複区間と通過自治体

この道路は、途中区間で国道54号・国道191号、広島県道37号広島三次線と重複しています。また、広島市の西区、中区、南区の3区を通過し、広島市の東西を結ぶ重要な役割を担っています。

沿線に広がる広島の街並み

中広大橋、空鞘橋といった橋梁を渡り、広島の街並みを縫うようにして伸びるこの道路沿いには、数多くのランドマークが点在しています。

まず、教育機関としては、広島市立広瀬小学校、広島女学院中学校・高等学校、広島市立幟町中学校（原爆の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんが在籍していた学校）などが挙げられます。

公共施設では、広島県立総合体育館（広島グリーンアリーナ）、広島市立中央図書館、ひろしま美術館、広島城、広島合同庁舎などが沿線に位置し、文化・行政の中枢を担う重要なエリアとなっています。

商業施設も充実しており、広島駅南口と直結する広島駅ビル「ASSE」、ウインズ広島、広島イースト（旧・広島サティ）、イオン宇品ショッピングセンターなど、様々な商業施設が利用者の利便性を高めています。

さらに、医療機関としては広島大学病院があり、地域の医療を支えています。

その他にも、広島電鉄本線や皆実線、JR山陽新幹線・山陽本線・可部線・芸備線が走り、交通の便も抜群です。また、広島市現代美術館、広島市立まんが図書館といった文化施設や、マツダ宇品工場、広島競輪場といった施設もこの道路沿いに立地しています。

終点付近には、宇品郵便局、県立広島大学本部・広島キャンパス、コジマNEW宇品店などがあり、宇品地区の中心地としての役割も担っています。また、第六管区海上保安本部や広島港も近く、海に面した広島の豊かな自然も感じられるエリアです。

別名とまとめ

広島市道中広宇品線は、区間によって「城南通り」や「段原通り」といった愛称で親しまれており、地域住民にとって身近な存在です。起点から終点まで、広島の歴史と文化、そして現代社会が融合した、魅力あふれる道路と言えるでしょう。この道路は、単なる交通路としてだけでなく、広島の街の成長と発展を支える重要なインフラとして機能しているのです。

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