第31普通科連隊

第31普通科連隊について

概要

第31普通科連隊は、神奈川県横須賀市の武山駐屯地に連隊本部を置く、東部方面混成団隷下の重要な部隊です。この連隊は、連隊本部、本部管理中隊、5個の普通科中隊、そして重迫撃砲中隊で構成されています。連隊長には1等陸佐（二）が任命されます。特筆すべきは、この連隊が即応予備自衛官を主体としている点です。主な訓練場所として、富士地区演習場や朝霞駐屯地内の予備自衛官センターが利用されています。

沿革

創設期

1962年1月18日、第31普通科連隊は、第2普通科[[連隊]]第1大隊を母体として、習志野駐屯地で編成されました。同年11月26日には、朝霞駐屯地へ移駐しました。

オリンピック支援と近代化

1964年8月15日から10月26日まで、東京オリンピックの支援活動に従事し、連隊長がライフル射撃支援隊長を兼任しました。1992年3月27日には、師団の近代化に伴い、自動車化されました。

部隊改編と移駐

2002年3月26日、重迫撃砲中隊が一旦廃止されましたが、翌27日には第1師団の政経中枢師団への改編に伴い、即応予備自衛官主体のコア部隊へと改編されました。同時に、第5普通科中隊が新編され、朝霞駐屯地から武山駐屯地へ移駐。神奈川県警備隊区担任部隊に指定されました。また、整備部門は第1後方支援連隊第2整備大隊第2普通科直接支援隊へ移管されました。

東部方面混成団隷下へ

2011年4月22日には部隊が再編され、第1師団隷下から東部方面混成団隷下へ編成替えとなりました。この際、重迫撃砲中隊が再編成され、整備支援は東部方面後方支援隊第302普通科直接支援中隊に移管されました。2018年3月27日には、神奈川警備隊区担当部隊の任を解かれ、その任務は東部方面混成団本部に移管されました。

警備隊区

神奈川県東部の6市1町（横須賀市、横浜市、川崎市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町）が警備隊区として指定されています。

部隊編成

第31普通科連隊本部（武山駐屯地）
本部管理中隊「31普-本」（武山駐屯地）
中隊本部
連隊本部班：82式指揮通信車
情報小隊：軽装甲機動車、偵察用オートバイ
施設作業小隊
通信小隊
補給小隊：3 1/2tトラック
衛生小隊：1トン半救急車
第1普通科中隊「31普-1」（板妻駐屯地）：高機動車
第2普通科中隊「31普-2」（朝霞駐屯地）：高機動車
第3普通科中隊「31普-3」（朝霞駐屯地）：高機動車
第4普通科中隊「31普-4」（習志野駐屯地）：高機動車
第5普通科中隊「31普-5」（勝田駐屯地・朝霞駐屯地）：高機動車
重迫撃砲中隊「31普-重」（北富士駐屯地）：120mm迫撃砲 RT
整備支援部隊
第1後方支援連隊第2整備大隊第2普通科直接支援隊「1後支-2整-2」（武山駐屯地）：2002年3月27日～2011年4月21日
東部方面後方支援隊第302普通科直接支援中隊「302普直支」（武山駐屯地）：2011年4月22日～

主要装備

軽装甲機動車
高機動車
1/2tトラック／73式小型トラック
1 1/2tトラック／73式中型トラック
3 1/2tトラック／73式大型トラック
89式5.56mm小銃
64式7.62mm小銃
5.56mm機関銃MINIMI
12.7mm重機関銃
対人狙撃銃 レミントン M24 SWS
9mm拳銃
110mm個人携帯対戦車弾LAM パンツァーファウスト3
01式軽対戦車誘導弾
81mm迫撃砲 L16
120mm迫撃砲 RT

脚注

防衛省人事発令 （2015年8月1日閲覧）

関連項目

陸上自衛隊の装備品一覧

外部リンク

陸上自衛隊 第31普通科連隊 (@JGSDF_31i_pr) - X（旧Twitter）

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