1893年の相撲

1893年の相撲界の動向

1893年（明治26年）の相撲界は、東京相撲を中心に、各地で興行が開催された年でした。この年の相撲界の主な出来事を以下にまとめました。

本場所の開催

1893年には、東京相撲を中心に以下の本場所が開催されました。

1月場所（東京相撲）
興行場所：本所回向院
日程：1月12日より晴天10日間

5月場所（東京相撲）
興行場所：本所回向院
日程：5月29日より晴天10日間

11月場所（三都合併相撲）
興行場所：難波新地金刀比羅神社
日程：晴天10日間

これらの場所では、力士たちが熱戦を繰り広げ、多くの観客を魅了しました。

この年に生まれた主な相撲関係者

1893年には、後の相撲界を支える多くの力士や行司が誕生しました。以下にその主な人物をまとめます。

1月26日：小牛田山金太郎
最高位：前頭2枚目
所属部屋：伊勢ノ海部屋
没年：1964年（昭和39年）

2月24日：大潮又吉
最高位：関脇
所属部屋：陸奥部屋
没年：1964年（昭和39年）

3月5日：福柳伊三郎
最高位：関脇
所属部屋：出羽海部屋
没年：1926年（大正15年）

3月5日：大岬伝左衛門
最高位：十両筆頭
所属部屋：二十山部屋
没年：1926年（大正15年）

3月16日：友ノ浦喬次
最高位：前頭7枚目
所属部屋：出羽海部屋
没年：1971年（昭和46年）

4月10日：千葉ヶ嵜俊治
最高位：大関
所属部屋：二十山部屋
没年：1933年（昭和8年）

4月11日：駒泉徳治郎
最高位：前頭2枚目
所属部屋：井筒部屋
没年：1959年（昭和34年）

7月19日：鶴ヶ濱増太郎
最高位：小結
所属部屋：中立部屋→荒磯部屋
没年：1939年（昭和14年）

8月26日：豊國福馬
最高位：大関
所属部屋：井筒部屋
没年：1942年（昭和17年）

10月15日：初代木村光之助
役職：元・幕内格行司
所属部屋：高砂部屋
没年：不明

11月1日：清瀬川敬之助
最高位：関脇
所属部屋：熊ヶ谷部屋→楯山部屋
没年：1967年（昭和42年）

12月10日：浪泉藤市
最高位：十両3枚目
所属部屋：振分部屋
没年：1965年（昭和40年）


これらの力士たちは、それぞれの時代で活躍し、相撲史に名を刻みました。

まとめ

1893年は、相撲界にとって多くの出来事があった年であり、特に多くの力士が誕生した年として記憶されるでしょう。この年を境に、相撲界は新たな展開を迎えていくことになります。

参考文献

酒井忠正『日本相撲史 中巻』ベースボール・マガジン社、1964年6月1日。

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