T007

T007は、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ（現FCNT）が開発し、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで展開したCDMA 1X WIN対応の音声端末です。製造型番はTS007です。この機種は、T006の後継機として登場しました。T006が20代から30代の女性ユーザーをターゲットとしていたのに対し、T007は10代から20代の男性ユーザーを主な対象としています。

機能面では、T006とほぼ同等ですが、T007には新しい機能が追加されました。具体的には、個々のユーザーの聴覚特性に合わせてイヤホンサウンドを最適化する「サウンドフィッター」機能、12枚の連写写真から最適な一枚を自動で選んでくれる「おまかせセレクト」機能、そしてよく使うメニューを登録して素早く起動できる「セルフメニュー」機能が搭載されています。これらの新機能に加え、T006から引き継がれたIPX5/IPX7等級の防水機能、WIN HIGH SPEED、Wi-Fi WIN、EZアプリ（J）などの多彩な機能も利用可能です。

東芝の携帯電話事業撤退に伴い、T007は国内キャリア向けの東芝ブランドとしては事実上最後のフィーチャーフォンとなりました。この機種は、富士通が日本国内で製造を担当したため、それまでの海外製造モデルとは異なり、初期製造ロットを除いて再び国内製造となりました。T008も同様に国内で製造されています。

歴史

2011年5月17日：KDDIと富士通東芝モバイルコミュニケーションズにより公式発表。
2011年7月8日：北海道、東北、北陸、中部、関西、中国、四国、沖縄地区で発売。
2011年7月9日：上記以外の地域で発売。
2012年3月：販売終了。
2012年7月22日：L800MHz帯エリアでの音声・データ通信サービスが停止。以降はN800MHz帯と2GHz帯エリアでサービスが提供される。
2014年6月30日：Wi-Fi WINのサービスが終了。本機はWi-Fi WINに対応した最後の機種。
2016年4月30日：LISMO Book Storeのサービスが終了。ダウンロード済みコンテンツはサービス終了後も利用可能。
2022年3月31日：auの3Gサービスが完全に終了し、本機は利用不可となった。

主な機能・サービス

開閉ロック
着信アシスト
電子辞書
カチャブル
フェイク着信
すぐメモ
名刺リーダー
ECOモード
ボイスレコーダー
ジャンプメール
ブログアップ機能
ハンドミラー機能
メールdeデコイルミ
地デジ持ち出し
テレビ電話
FMトランスミッター


関連項目

富士通モバイルコミュニケーションズ
東芝
富士通
W52T
W54T
W65T
T006
Wi-Fi WIN

外部リンク

[[携帯電話] - FMWORLD.NET（個人）](https://www.fmworld.net/product/phone/t007/)
T007 | 携帯電話 | au - ウェイバックマシン

もう一度検索