仁和寺門跡一覧
仁和寺門跡一覧
仁和寺門跡一覧は、真言宗御室派の総本山である仁和寺の歴代門跡（もんぜき、御室（おむろ））を一覧にしたものです。門跡とは、皇族や公家出身者が住職を務める寺院のことで、仁和寺は格式の高い門跡寺院として知られています。
歴代門跡
以下に、仁和寺の歴代門跡を一覧で示します。
| 代 | 法名（諱） | 出自 |
|---|---|---|
| -- | --- | --------- |
| 初世 | 空理（金剛覚） | 宇多天皇 |
| 2世 | 性信入道親王（大御室） | 三条天皇第四皇子 |
| 3世 | 覚行法親王（覚念、中御室） | 白河天皇第三皇子 |
| 4世 | 覚法法親王（真行、高野御室） | 白河天皇第四皇子 |
| 5世 | 覚性入道親王（信法、紫金台寺御室） | 鳥羽天皇第五皇子 |
| 6世 | 守覚法親王（守性、喜多院御室） | 後白河天皇第二皇子 |
| 7世 | 道法法親王（後高野御室） | 後白河天皇第八皇子 |
| 8世 | 道助入道親王（光台院御室） | 後鳥羽天皇第二皇子 |
| 9世 | 道深法親王（金剛定院御室） | 後高倉院第二皇子 |
| 10世 | 法助（開田御室） | 摂政左大臣藤原道家五男 |
| 11世 | 性助入道親王（後中御室） | 後嵯峨天皇第六皇子 |
| 12世 | 性仁法親王（高雄御室） | 後深草天皇第四皇子 |
| 13世 | 深性法親王（尊勝院御室） | 後深草天皇第六皇子 |
| 14世 | 寛性法親王（常瑜伽院御室） | 伏見天皇第三皇子 |
| 15世 | 法守法親王（禅河院御室） | 後伏見天皇第三皇子 |
| 16世 | 永助法親王（空助、後常瑜伽院御室） | 後光厳院第五皇子 |
| 17世 | 承道法親王（法金剛院御室） | 後小松院猶子、木寺宮邦恒王王子 |
| 18世 | 法深法親王（弘覚、静覚、後光台院御室） | 後花園院猶子、木寺宮邦康親王王子 |
| 19世 | 覚道法親王（後禅河院御室） | 後柏原天皇第二皇子 |
| 20世 | 任助法親王（厳島御室） | 伏見宮貞敦親王第四王子 |
| 21世 | 覚深入道親王（後南御室） | 後陽成天皇第一皇子 |
| 22世 | 承法法親王（性承、後大御室） | 後水尾天皇第三皇子 |
| 23世 | 覚観法親王（覚恕、覚隆、後金剛定院御室） | 霊元天皇第二皇子 |
| 24世 | 守恕法親王（後光明寿院御室） | 京極宮文仁親王第二王子 |
| 25世 | 慈仁法親王（常荘厳院御室） | 中御門天皇第四皇子 |
| 26世 | 遵仁法親王（三摩耶心院御室） | 中御門天皇第六皇子 |
| 27世 | 覚仁法親王（金剛心院御室） | 有栖川宮職仁親王第三王子 |
| 28世 | 深仁法親王（後喜多院御室） | 閑院宮典仁親王第二王子 |
| 29世 | 済仁法親王（不壊身院御室） | 有栖川宮織仁親王第十一王子 |
| 30世 | 純仁法親王（楞厳定院御室） | 伏見宮邦家親王第八王子 |
| 31世 | 冷泉照道 | |
| 32世 | 冷泉玄誉 | |
| 33世 | 別処栄厳 | |
| 34世 | 釈雲照 | |
| 35世 | 泉智等 | |
| 36世 | 土宜法竜 | |
| 37世 | 浦上隆応 | |
| 38世 | 石堂恵猛 | |
| 39世 | 岡本慈航 | |
| 40世 | 花桝智勝 | |
| 41世 | 森諦円 | |
| 42世 | 小田慈舟 | |
| 43世 | 立部瑞祐 | |
| 44世 | 小林隆仁 | |
| 45世 | 松村祐澄 | |
| 46世 | 吉田裕信 | |
| 47世 | 堀智範 | |
| 48世 | 佐藤令宜 | |
| 49世 | 南揚道 | |
| 50世 | 立部祐道 | |
| 51世 | 瀬川大秀 |
歴代門跡には、天皇の皇子や親王、摂関家の子息など、皇室や公家出身者が多く見られます。これらの門跡は、仁和寺の格式を高め、寺院の隆盛に貢献しました。
参考文献
* 総本山仁和寺編『花洛 仁和寺』、銀匙社、1992
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