北海道中央バス札幌北営業所

北海道中央バス札幌北営業所

北海道中央バス札幌北営業所は、北海道中央バスが札幌市東区に設置しているバス営業所です。ここでは、都市間高速バスを中心に様々な路線を担当しており、札幌と道内各地を結ぶ重要な拠点となっています。事務所内には乗車券の販売窓口も設けられています。

歴史

当営業所の歴史は、1943年の戦時統合による北海道中央乗合自動車の発足時に設置された札幌営業所に遡ります。その後、1963年に札幌第二営業所として分割・設置され、1964年に北営業所、1965年に札幌北営業所と改称を経て、1966年に現在の場所に移転しました。

現行路線

札幌北営業所は、都市間高速バスを中心に運行しています。以下に主な路線を紹介します。

都市間高速バス

道央自動車道・北方面

高速ふらの号
札幌と富良野を結ぶ路線で、赤平、芦別を経由します。1984年に新設され、当初は1日1往復でしたが、徐々に増便されて現在の運行体制に至っています。過去には、特急札芦線や普通便も運行していましたが、現在は高速ふらの号に統合されています。
2023年の札幌駅バスターミナル一時閉鎖に伴い、札幌発着の経路が一部変更されています。
歴史:
1984年9月1日：札幌駅前ターミナル - 富良野間を運行開始。
1985年4月10日：1往復増回。札幌 - 芦別間を結ぶ高速あしべつ号を新設。
1985年12月10日：富良野 - 芦別間の区間運行便を廃止。
1986年4月10日：あしべつ号の一部を富良野発着に振り替え。
1987年4月10日：あしべつ号を富良野発着に振り替えて廃止。
1987年9月19日：美唄IC経由に変更。
1988年10月9日：滝川IC経由に変更。
1990年4月10日：滝川IC経由の札幌芦別線新設（高速ふらの号）。
1990年10月31日：札幌行の札幌ターミナルを時計台前に改称。
1991年4月28日：高速カナディアンワールド号を新設。
1992年4月10日：富良野ターミナル新設。10往復に増回。
1995年4月20日：菊水元町7条を新設。
1996年4月1日：野幌 - 砂川石山間の乗降制限を解除。
1998年4月1日：東滝川、茂尻、平岸を新設。
1998年7月18日：小樽 - 富良野間の直通路線を運行（夏休み限定）。
1999年4月1日：全席禁煙化。富良野線（芦別 - 富良野）廃止に伴い4番通、野花南、島の下駅前を新設。
2000年7月15日：札幌駅前ターミナル - 三笠ターミナル - 富良野間の直通路線を運行（夏休み限定）。
2003年4月1日：渓水町と上芦小学校を新設。
2005年4月1日：芦別中学校前と市場前を新設。
2006年7月22日：夏休み限定で親子割引運賃を設定。
2006年12月1日：渓水町、芦別中学校、上芦小学校の乗降制限を解除。
2007年7月1日：富良野駅前発着に変更。富良野ターミナル廃止。
2008年4月1日：芦別ターミナルを廃止し「芦別」に改称。
2008年6月1日：東京・富良野連絡きっぷ「ふらの・ストーリー」と「札幌&富良野・旭川ぐるっとバスセット券」を新設。
2012年4月1日：北の峰入口の乗降制限を解除。
2014年6月1日：文京町（赤平市）を新設。
2019年10月1日：東京・富良野連絡きっぷ「ふらの・ストーリー」を廃止。
2019年12月1日：芦別駅前を新設、芦別を廃止。
高速なよろ号
札幌と名寄を結ぶ路線で、道北バスと共同運行しています。1990年に運行開始し、当初は予約制でしたが、現在は全席指定の予約制となっています。途中の音江PAで休憩があります。
2023年1月21日より、中央バス担当便が当面の間運休中です。
高速えんがる号・特急北大雪号
札幌と遠軽を結ぶ高速えんがる号と、旭川と遠軽を結ぶ特急北大雪号があります。道北バス、北海道北見バスと共同運行しています。
2023年1月21日より高速えんがる号の北海道中央バス担当便、同年7月1日より特急北大雪号の北海道北見バス担当便、2024年4月1日より特急北大雪号の道北バス担当便が当面の間運休中です。
高速流氷もんべつ号・特急オホーツク号
札幌と紋別を結ぶ高速流氷もんべつ号と、旭川と紋別を結ぶ特急オホーツク号があります。道北バス、ジェイ・アール[[北海道バス]]、北紋バスと共同運行しています。
予約制で、札幌発着便は座席指定、旭川発着便は自由席です。2023年12月1日現在、高速流氷もんべつ号の中央バス担当便が当面の間運休中です。
ドリーミントオホーツク号
札幌と北見・網走を結ぶ夜行高速バスです。北海道北見バス、網走バスと共同運行しており、1人掛け独立シートが特徴です。途中、美幌、女満別西通り、留辺蘂などに停車します。2023年10月1日より変動運賃制を導入しています。夜行便は当面運休中です。
イーグルライナー（知床）
札幌と知床（ウトロ温泉）を結ぶ路線で、斜里バスが運行しています。中央バスは予約業務などを担当しています。
途中、佐呂間町若佐、東藻琴、小清水町、清里町新栄などに停車します。

道央自動車道・南方面

新千歳空港連絡バス
札幌市内各地と新千歳空港を結ぶ路線で、北24条駅・麻生駅・北34条駅系統、宮の沢駅・発寒南駅系統、サッポロビール園・東区役所前駅・環状通東駅系統などがあります。
高速とまこまい号
札幌と苫小牧を結ぶ路線で、苫小牧フェリーターミナルへの便もあります。道南バスの高速ハスカップ号と相互に利用できます。
東京・札幌連絡きっぷ「パシフィック・ストーリー」や、札幌・八戸なかよしきっぷ、札幌・盛岡なかよしきっぷなどのセット券も利用可能です。
高速むろらん号
札幌と室蘭を結ぶ路線で、道南バスの高速白鳥号・高速蘭東ライナー号と相互に利用できます。かつては室蘭工業大学経由の便もありましたが、現在は道南バスのみ運行しています。
高速はこだて号
札幌と函館を結ぶ路線で、北都交通・函館バスと共同運行しています。
ポテトライナー（帯広）
札幌と帯広を結ぶ路線で、北都交通、ジェイ・アール[[北海道バス]]、十勝バス、北海道拓殖バスと共同運行しています。特急便や直行便、芽室経由、音更経由などがあります。
スターライト釧路号
札幌と釧路を結ぶ夜行バスで、くしろバス、阿寒バスと共同運行しています。

一般路線バス

北光線
バスセンター前駅、大通駅と北49条東3丁目間を結ぶ路線。
北光北口線
札幌駅北口と北49条東3丁目間を結ぶ路線。
東16丁目線
麻生駅と篠路小学校を結ぶ路線。
栄町教育大線
栄町駅とあいの里教育大駅を結ぶ路線で、教育大学まで運行します。

主な休廃止路線

高速のぼりべつ号
札幌と登別温泉を結んでいた路線で、苫小牧経由便もありましたが、現在は廃止されています。
北光美香保線
札幌駅北口と北24条駅を結んでいた路線で、現在は廃止されています。
栄町線
北24条駅と北49条東3丁目を結んでいた路線で、2023年4月1日に廃止されました。
篠路線
麻生駅と篠路小学校を結んでいた路線で、2023年4月1日に廃止されました。

札幌北営業所管轄の事業所（廃止）

登別ターミナル
東室蘭ターミナル
室蘭ターミナル

脚注

注釈

出典

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