大村昌弘 (外交官)

大村昌弘について

大村昌弘は、1955年生まれの日本の外交官です。東京大学法学部を卒業後、外務省に入省し、経済協力分野を中心にキャリアを重ねました。イェール大学大学院で国際関係論の修士号を取得しており、国際的な視点も持ち合わせています。

職務経歴

外務省本省では、北米局、経済協力局、経済局、領事移住部などを経験し、在外ではアメリカ合衆国、インドネシアの日本国大使館、経済協力開発機構（OECD）開発局国別援助政策審査課長などを歴任しました。特に経済協力の分野で長く活躍し、外務省第2回アフリカ開発会議準備室長、アフリカ第二課長、日本国際問題研究所研究調整部長などを務めました。また、在ウィーン国際機関日本政府代表部参事官を経て、2005年には在ケニア日本国大使館公使に就任しています。

その後、人事院公務員研修所副所長、内閣府経済社会総合研究所上席主任研究官を経て、2013年にはシアトル総領事に任命されました。2017年には駐フィジー兼キリバス兼ツバル兼ナウル兼バヌアツ特命全権大使に就任し、2021年1月に退官。同年4月からは外務省記録審査員として、外交記録の審査に携わっています。

外交官としての貢献

大村氏は、長年にわたり経済協力の分野で重要な役割を果たし、日本と各国との関係強化に貢献してきました。特にアフリカ開発会議の準備や、アフリカ諸国との協力関係構築に尽力したことは特筆されます。また、シアトル総領事としては、アメリカ北西部地域における日本との経済・文化交流の促進に貢献しました。

同期入省の外交官

大村氏の同期には、以下のような多数の著名な外交官がいます。

末松義規（元内閣府副大臣、元衆議院議員）
石井正文（元インドネシア大使、元国際法局長）
川村裕（元ノルウェー大使、元沖縄大使、元コートジボワール大使）
越川和彦（元JICA副理事長、元スペイン大使、元官房長）
鈴鹿光次（元アフガニスタン大使）
鈴木康久（元ニカラグア大使、元レオン総領事）
山田文比古（元東京外国語大学教授）
片上慶一（元イタリア大使、元外務審議官（経済担当））
北野充（元ウィーン代表部大使、元軍縮不拡散・科学部長、元アイルランド大使）
石川和秀（元フィリピン大使、元南部アジア部長）
藤原聖也（元アルジェリア大使）
山崎純（元シンガポール大使、元スウェーデン大使、元儀典長）
渡邉正人（元ブルガリア大使、元バングラデシュ大使）
堀之内秀久（元オランダ大使、元カンボジア大使、元ロサンゼルス総領事）
野田仁（元ルーマニア大使、元エクアドル大使）
髙橋礼一郎（元オーストラリア大使、元ニューヨーク総領事、元アフガニスタン大使）
葉室和親（元トンガ大使）
井出敬二（元北極担当大使、元クロアチア大使）
小原雅博（元東京大学法学部教授、元上海総領事）
須永和男（元カタール大使、元ASEAN大使）
姫野勉（元ガーナ大使）
平石好伸（元チリ大使、元ジンバブエ大使）
水谷章（元オーストリア大使、元立命館アジア太平洋大学教授）
齊藤貢（元イラン大使、元オマーン大使）

これらの同期入省の外交官たちも、国際舞台で活躍しており、日本外交に大きく貢献しています。

まとめ

大村昌弘は、長年の外交官としての経験と知識を活かし、日本と諸外国との友好関係の構築に尽力してきました。その功績は、今後の外交活動にも引き継がれていくでしょう。

外部リンク

最近のフィジー事情と外交関係樹立50周年 - 2020年11月8日
大村総領事着任挨拶 | 在シアトル日本国総領事館 - 2013年8月

もう一度検索